トミフラを聴く。
Tommy Flanaganのリーダー作と言えばパブロフの犬の如く『Overseas』と答えてしまうジャズファンがどれくらいいるのか知らないが、その『Overseas』、人気盤だけに過去いろんな形で再発がなされてきたが『もうこれでオリジナルに行かなくて良いな』というくらい満足出来るものは無かったように思う。
オリジナルのMetronome盤3枚は当然のように入手困難、CCCジャケットのPrestige盤はMetronome盤に輪をかけて入手困難、となると少しでも良い音で(あろうと思われる盤で)聴こうとすると、、、
辿り着いたのがPrestigeの後期プレス盤であった、RVG入りで結構音が良いらしいと聞いたことがあったのでかなり期待していたが、、、
コレ所謂疑似Stereoというやつなんでしょうか?でも、ま、ま、悪くはないですね、えるヴぃんなんか結構臨場感あって迫力もアリマス、ただちょっとだけベースがもこもこしている気が、、、
まぁ後期プレス盤(実は2種類あるらしいが詳しくは知らない)はオリジナル盤EPの50分の1、Prestige盤の100分の1のお値段で入手出来るとなると、これはこれで良いではないかと納得してしまいますね(過去に出た日本のどの再発よりも満足度は高いデス)。
ところでこのジャケット、何かの記事でも見た記憶があるがマシュマロから出ていたJ.J.johnsonのボヘミア・ライブ盤のメンバーですよね、どうしてこの『はい、チーズ!』的な写真がPrestigeの再発盤に使用されたのか、、、しかも真ん中はBobby Jasperだし、謎である。
こちらも有名なNew Jazzがオリジナルの『The Cats』、
の、英吉利Esquire盤。
Esquire盤のジャケットは当たり外れが大きいが、これなんかは大当たりの1枚だろう、中古市場でも結構人気はあると思う。レコード盤はかなり分厚く重量もあり(200g以上はありそう)音質もRVG刻印ありで相当良い。こういうのを聴いてしまうと、どうせ聴くならやはりRVG入りのレコードで聴きたくなってしまう。
こちらは日本盤2枚。
blue noteの未発表作品はどういった経緯で録音がなされたのかよく分からないし、正規録音だとしてもblue noteとしては違和感を感じてしまう内容だ、『Overseas』の再来みたいな文句もあるが、どちらかというとMoodsville系でそのMoodsville盤よりも温い演奏(あくまで個人的な感想ですが)。
打って変って70年代後半のもう1枚は録音も良く生き生きとした素晴らしい内容、プロデュースをヘレン・メリルが行っていて1曲唄っている、その昔『隠れ名盤』と言われていたことがあるのか定かではないが、今となってはもう隠れていないピアノトリオの名盤だと思う(あくまで個人的な感想)。
↓コレはえるヴぃんの素早いドラミングを聴く曲だと思う
Tommy Flanaganを聴く
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Allen Toussaintを聴く、そしてEMT986が欲しい
Allen Toussaintを聴く。
Allen Toussaintは勿論名前は知っていたが『Our New Orleans: Benefit Album for Gulf Coast』というベネフィット・アルバムの2曲以外聴いたことが無かった。
最近、ある有名なHP(ブログ?)でこのアルバムが取り上げられているのを見て聴いてみたくなり入手。
これがもう素晴らしいの何のって、、、ここ最近で聴いた新録のアルバムの中で(大した枚数は聴いていないし3年前の発売だけど)断トツに気に入った。入手したのは2枚組のアナログ、おまけでCDもついている。
ソウル系の音ではなく昔のジャズやブルーズがうまくミックスしたような音で、こういうのを所謂ニューオリンズ・ジャズというのか分らないが古くて新しい感覚というか、程よい具合に郷愁があって程よい具合に泥臭くて程よい具合に都会的???、、、まぁ聴いてください。
ちなみにレーベルの関係か分らないがメルドーとジョシュア・レッドマンがそれぞれ1曲参加している、ジョシュアのテナーは久しぶりに聴いたがオーソドックスな吹き方をしていて昔を思い出させる良い出来だ。
↓こういう感じで
終始、素晴らしい内容、もう5回聴いたがこういうのは何度聴いても飽きない。
~おまけ~
最近CDプレーヤーの買い替え(というか追加購入)を目論んでいる。
今使用しているWadia21も気に入っているので、可能であればセカンドシステムを構築し、Wadia21はセカンドシステム用(CDのみのシステム)、EMT986をメインシステム用に、何とか出来ないか、、、と。
少し前にオーディオユニオンに出た時、迷っている間に商談中になってしまいそのまま売り切れてしまった、次に出たら迷わず問い合わせをしてみるつもり。
先立つものが無いし、アンプやスピーカー、ラック等も当然揃えないといけないのでかなりハードルは高いのだが、、、でもラインナップだけは決まってるんですけどね。
Charlie Parkerを聴く
Charlie ParkerとDizzy Gillespieのカーネギーホールでの有名な実況録音盤。
メンバーは以下の通り。
Dizzy Gillespie(tp)、Charlie Parker(as)、John Lewis(p)、Al McKibbon(b)、Joe Harris(ds)
1947年9月録音
この時、全部で5曲演奏しているとの事だがこの10inchに収録されているのは4曲、厳密に言うと『A Night In Tunisia』と『Groovin' High』はそれぞれpart1、part2に分かれているのでこれを単独曲と考えると6曲になる、part1とpart2に分かれているというのは両曲とも途中で演奏が一旦切れていて無音部分を経由してまた続きが始まるということ、元の音源がSPのためだと思うがかなり違和感を感じる、コレはどうしようもなかったのだろうか?
ちなみに未収録の1曲はkokoでsavoy盤で聴けるようだ。録音はメジャーレーベルではないこともありパーカーとガレスピーのみに焦点が合っていて、この2人に関してはまずまず生々しい音はしているが他の3人、特にJohn Lewisなんて殆どなにを演っているのか分らないくらい聴こえない。ベースも居るのか居ないのか正直分からん、、、聴いて楽しい類の音ではないので(個人的にそう思うだけですが)余程のパーカーファン以外は不要と思われる、多分管理人自身も数年に1回しか聴かないと思う。
ところでジャケット・デザインはBurt Goldbrattとの事、レーベルのdの上あたりに鳥(bird)のロゴがあしらっているのが面白いがこのデザインもGoldbrattかは不明。
パーカーは海賊盤も多いが、『最後の砦』として有名だったのがコレ(Oktavなので海賊盤ではないですが)。
某雑誌でこのレコードが20数万円と掲載されていたのは半世紀まではいかないけど、かなり昔の話。今は内容がバレタこともあり(いかんせん音が悪い)、せいぜいどんなに高価でも数万円程度でしか取引されていないと思う。コレも録音としては貴重かもしれないが正直、普段聴きするような内容でもなく滅多に聴く事は無い。でもコレがたまにオークションなんかに出ているとわくわくしてしまうのは昔を知っているからだろう。
↓なかなか動いている映像は無いので貴重
London All Starの『British Percussion』をご存じか?
London All Starの『British Percussion』をご存じか?
コレ、超絶的にカッコ良い。
ヤードバーズ以前のJimmy Pageや若い頃のJohn McLaughlinが参加していることでその筋では有名らしいが、管理人はつい最近まで全く知りませんでした。純粋なジャズではなくGeorgie Fameとかそっちらへんの所謂ちょっとジャズィなモッズ系の音なのだが、、、コレがもうジャンルを超えて素晴らしすぎです。
下記youtubeでも聴けるように超絶的に格好良いホーンセクションにギター&ハモンド・オルガン、ドラム&パーカーションのめくるめく饗宴、、、メロディアスでぐるーヴぃ―でスウィンギーでほわぁんきー!!!!!!!
しかも、捨て曲なし、全曲素晴らしい。
ちなみにオリジナルは仏蘭西Barclay、近年アナログでも再発しているようなので気になる方は是非一度お試しを、普段ジャズばっかり聴いてる人にもお勧めだ。
メンバーは以下の通り。
Jimmy Page(Lead Guitar)、John McLaughlin(Rhythm Guitar)、Arthur Watts(Bass)、Andy White(Drums)、Kenny Salmon(Organ)、Barry Morgan(Percussion)、Arthur Greenslade(Piano)、Bill Skeets(Sax)、Ray Davis (Trumpet)
レイ・デイヴィスはKinksのレイ・デイヴィスとは別人(の筈、綴りも違うし)。
↓超Groovy
↓こちらもグレイトです
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Pacific Jazzの10inch~その①~
Pacific Jazzの10inchは全部で19枚あるが欲しかった12枚がやっと揃った(Al Haigは未発)。
Gerry Mulligun Quartet/PJLP-1(PLJP-1) 艶ありラベル
管理人が初めて買った10inchがこのPJLP-1だった、ジャケットは擦れていて針飛びが1箇所あった、よくある地方の合同中古セールで3.000円だった、今だと針飛びは500%買わないが当時は10inchなんて見かけることがまず無かったので傷ありと分かっていながら速攻で確保し購入した、嬉しくてうれしくて毎日のように聴いたが針飛び部分で毎回残念な思いをした、色々やってみたが結局針飛びの修復は出来なかった。
その針飛び盤は既に処分して今のは2代目、まぁ綺麗である、でも聴いた回数は針飛び盤の方が確実に多い。
マリガンは全部で4枚あるが所有しているのは3枚。
Gerry Mulligun Quartet/PJLP-5 艶ありラベル、ジャケット文字中抜けではないタイプ
コチラは大昔、ユニオンが2回ほど通販でオークションをやった時に落札した1枚、当時はまだインターネットの環境も整っておらず(ヤフオクなんかも広まっていないかそもそもまだ無かった)紙でのやり取りだった。その時落札できたのはコレとEddie ThompsonのVox10inchの2枚で今でも大切に聴いている。今回、久しぶりに聴いてみたが音も良いし何よりマリガンとチェトかけ合いも絶妙だし、曲も良いし、傑作であると断言できる内容だ(個人的には)。
コレはKonitz入り。
Gerry Mulligun Quartet With Lee Konitz/PJLP-2 艶ありラベル、表ジャケット銀色タイプ
ひょっとしたら一番入手が難しいかもと思っていた、ジャケット表面が銀色インクタイプのオリジナル盤(オリジナルで良い筈)。コレも買い替えで2代目、銀色部分がやや擦れているがコレ以上綺麗なのを見ることは殆どないので(1回だけ見たかも)かなり貴重と言えようか。個人的にはマリガンはkonitzよりやはりチェトの方が良いな。マリガンの未所有(以前所有も処分した)盤のPJLP-10はジャケットが好きではないのでもう買わないつもり。
12inch化されているHarry Edison。
Harry Edison/ Quartet/PJLP-4 艶ありラベル
コレは最近になって漸く綺麗なのを入手できた、盤質はともかくジャケットの擦れていないのがなかなか無いので入手までかなり時間がかかった。どうでもよいがこの12inch日本盤が某店で400円で売られているのを見て愕然とした記憶がある、しかも特に傷などもなく綺麗だった、ただ同じのがえさ箱に数枚あったけど、勿論全部400円で。Harry EdisonはVerve(Clef)にも良い作品があってかなり探しているが状態の良いのが殆ど出ない、まぁいずれ出ると思うので気長に探すしかない。
コチラ未12inch化。
Bob Brookmeyer Quartet/PJLP-16 艶ありラベル
コレも2代目、1枚目は盤質は良かったと記憶しているがジャケットにテーピングがあったので手放した。コレもかなりきれい、擦れが多いこのジャケットでこの状態は奇跡とまではいかないがなかなか出ないと思う。内容もBobの中では(聴いたことある中では)一番好きだ、音も良いし。この中の『Isn't It Romantic』がかなり好きでコレ1曲でも買いだと思う。ちなみに録音はPacificでは珍しく(というか他にあるのか知らないが)Van Gelder。
Pacific Jazzの10icnhの中ではあまり見かけない1枚。
Chico Hamilton Trio/PJLP-17 艶なしラベル
艶なしなのでセカンドだと思われる、買い替えはしない、海外ではよく見かけるが国内では何故かあまり見ない気がする、コレだけ特別にレアというわけではないと思うので、単に人気が無いだけかもしれない、ジャケットは雰囲気があってよろしい。でもこの人、トリオとかよりも例の室内楽的な方があってる気がする。Chico HamiltonのPacific盤はTopsy入りのを探しているが意外に見かけない、まぁコレもいずれ綺麗なのは出てくると思うので気長に探すつもり。
Pacificの10inchは盤質やジャケットの擦れさえ気にしなければ比較的簡単に入手は出来る、ただ綺麗なモノを探すと、、、探したことがある人は分ると思うが相当困難だ、管理人も最初はジャケット擦れてるのがほとんどだったので一旦すべて処分した、ここまでたどり着くのに数年かかったが綺麗なのに買い替えて良かったと思っている。
↓今聴いてもそのオリジナリティに驚いてしまう
The Beach Boysを聴く
ビーチボーイズの新作はCDではなくアナログを予約していたのだが、予想通り(予定通りとも言うかも)アナログは延期、アマゾンでちぇっくしてみるとどうも7月末くらいになるようで、こりゃもう我慢出来んです、と、、、そんなに待てんですよ、と、、、
とりあえず輸入盤CDを(なんせたったの1.500円なんで)地元のタワレコで入手、早速立て続けに3回聴いた。
ブライアンと他のメンバーの云々カンヌンとか、ブライアン入りのアルバムが何年振りだとか、その間にブライアンのソロが何枚出たとか、、、熱狂的なファンでもない管理人は、詳しいことは知らないし知らないままで良いと思っているが、今回のアルバムはかなり好きですね、全体的に感じられるゆる~い空気が管理人の趣味嗜好にぴったり、もはやメンバーはお爺ちゃんばかりだが若々しくて瑞々しくて清々しい、2012年上半期はまだ終わっていないが既にベスト1の座はゆるぎないだろう(新作そんなに買ってないのでなおさら)。ま、生きているうちにビーチボーイズの新譜をリアルタイムで聴けただけでも幸せなことではないでしょうか。
右は米WALMART限定、11曲入りベスト+72ページの独占インタビューや写真等を掲載した雑誌&ポストカード3枚付き。「ドゥー・イット・アゲイン」は新たにレコーディングした最新バージョンでこれが日本盤のボーナストラックになっている。こちらも既に3回聴いたが昔の曲も東芝の紙ジャケットより音質が良いと感じるがリマスターしているのだろうか?
コレ、今回アマゾンで購入したが、ポストカードを入れる切り込みの端が見事に破れていた(めんどくさそうなので返品・交換はしてないが)、多分このあたりは手作業で(アルバイトさんあたりが)セットしていると思われるが、『作業した貴方、いやまぁ気持ちはわかるけど適当にやんないでくださいよ、気付いてるでしょうよ、こんだけ破れてたら、交換してくださいよ、ホント、遠い海の向こうでいち普通のビーチボーイズ・ファンが泣いてますよ』と言いたい。そういえばピンク・フロイドも1枚ジャケット破れてたな、、、
今回、50周年でニューアルバムをリリースしてくれたことは非常に喜ばしいが、是非とも昔のアルバムをリマスターして紙ジャケットで出してほしい(というか出ると見込んで既に東芝の紙ジャケットは全部処分してしまったので出てもらわんと困る)、今のところ明確な情報が無いがどうなってるんだろうか、、、
~おまけ~
最近、買ったアナログ。
ジョージは続きが出るんだろうか?ジョージは『All things Must Pass』のUKオリジナル盤を探しているがなかなか安価で見かけない、箱が綺麗なのもないし時間かかりそう。
ボウイはもう何回売り買いをしたか分らないがもうこれで最後にしようと思う、DVD-Audioはパソコンでしか聴けないのであまり意味が無かった、、、
↓今回のアルバムが最後になるんでしょうか?
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Lynn Taylorを聴く
Lynn Taylorを聴く。
以前はFresh Sound?の再発で聴いていたが『ボーカルは出来ればオリジナル盤で聴いてみたい』と思っているので躊躇しないために再発盤は処分(一時この再発も希少だった)、その後ほどなくオリジナル盤の入手となった。
Tina Lewisの時も感じたが、このLynn Taylorも再発とオリジナル盤は音質がかなり異なる、再発は処分してかなり時間が経過しているのではっきり覚えてはいないのだが、はっとするくらいのリアルさではなかったと思う。オリジナル盤は高音が強調されていて音量を上げて聴くと少し疲れるくらい艶めかしい、カッティング・レベルがかなり高いのだと思うが感覚としては『With The Beatles』のラウド盤よりさらに高い感じである、普段聴きより音量を3~5ランクくらい下げて聴くとしっくりくる。
ちなみにこのレコード(というかGrand Award全般?)、プレスが悪く音割れ(風邪引き?)するものが多いらしいが管理人所有の盤は全くノイズは出ない、探せばあるということか。
*最近再発されたLP-TIME盤は音質も悪くないようなので再発買うならLP-TIME(何かの記事で読んだ)。
~おまけ~
現在CDオンリーのセカンドシステム構築を目論んでいる。ラインナップは大体決まっていて、プリメインアンプとスピーカーを中古で探しているのだが、いずれもなかなかお目にかかれない。
スピーカーはBalladのBa402かBa404が候補なのだが、ヤフオクにも滅多に出ないし普通のオーディオショップに出ることもあまり無いみたい、出ても恐らく5~6万円くらいだと思うが出来れば5万円以下でなんとかならないだろうか。
↓I see your face before me、Lynn Taylorの映像が無いのでコルトレーン
Dave BaileyのBashを聴く
Dave Baileyの『Bash』を聴く。
所謂3大レーベル以外で、なんとしてもオリジナル盤で聴きたい、オリジナル盤で持っていたいといったレコードがいくつかあるが(いくつかと言うかいくつもいくつもいくつもあるが)、コレなんかそういう中でもかなり上位に位置していたアルバム、それほどレアではないが人気があるので入手は結構難しい。
検索するとBlogなどでもよく取り上げられているが総じて高評価、流石に好きな方が多いようだ、メンバーはDave bailey、トミフラ、ドーハム、フラー等、まぁこの面子で悪いわけがないが、このアルバムをより魅力的なモノにしているのが、もう皆さんご存知、Frank Haynesその人です。いやいやこのいたない感じ、何度聴いても沁みますね。
Dave Baileyのリーダー作は全部良いが、このアルバムは管入だけでなくトリオの演奏も含め曲も演奏も全部良い、音質はクリア感はあまりないが、ヘインズ&ド―ハムの音も太いし、フラーはぼそぼそしているけど全体的に中音域はがつんとくるし、ベン・タッカーのベースはぶるんぶるんしてるし、この時代の空気感が伝わってきて心地良い。
最近になって高音質CDも出ているようだがこういうざっくりした感覚をよりストレートに感じたければ、やっぱりアナログで聴くほうがしっくりくる、と思っている。
*同じメンバーで『Bash』と同一セッションのアルバムが英Fontanaから『Modern Mainstream』として出ている、聴いてみたいがジャケットが酷いので探す気になれない、、、
Dave Baileyの主要なリーダー作は全部で5枚だと思うが残すはReaching Out(jazztime)とGettin' Into Somethin'(Epic)の2枚となった。Gettin' Into Somethin'は何とかなると思うが問題はReaching Outの方、恐らくBashよりも難しいと思うのでかなり我慢強く探さないといけないだろう。
同じくDuke PearsonのHushも何とかしてみたいがReaching Outに負けず劣らず難しそう。
↓Grand Streetも当然良いが他の曲も全曲良い
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Rickie Lee Jonesの紙ジャケットCD
Rickie Lee Jonesの初期3作品が紙ジャケットCD(SHM-CD)で再発した。
印象的なジャケットの『浪漫』が有名だと思うが、初期の作品は『いつでも聴けるから今度で良いかな』の繰り返しで何度も跨いでいたので『浪漫』=「恋するチャック」くらいしの認識しかなかった、その昔、このMobile Fidelity盤のアナログが中古で高価だったことだけは知っていたけど(今の相場は知りません)。
今回、『浪漫』も初めて通して聴いたが流石に名盤と呼ばれているだけあって良いですね、「恋するチャック」も当然良いですけどそれ以外の曲が良いです。他の2枚も派手さはないけれど、バックの演奏も含めて素晴らしい出来、まぁこの人の声が好きなので何を聴いても良く聴こえるんでしょうけど。
こちらは以前からの愛聴盤。
ジャズ・ファンの間では結構有名なアルバムだと思う。ギター中心のシンプルな演奏にRickie Lee Jonesの声が溶け込んでいて心地よい。曲もスタンダード中心で最初の『My One And Only Love』を聴いた瞬間、コレは良いアルバムだろうな、と誰もが感じてしまうことだろう。
実際通して素晴らしい内容で質の高いジャズ・ボーカルとしてもお勧めだ。確か昨年?だったか今年?だったかアナログでも再発した筈(センターレーベルがいけませんでしたけど)。
ちなみに当然音質は良い。
↓何故かジョン・クーガーのジャック&ダイアナを思い出してしまう
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Ortofonの針圧計を買う
最近のオーディオ。
最近、アナログをよく聴いている。
以前からプレイヤーの調整、特にカートリッジの針圧を『だいたいこんなもんだろ』といった感じで多少適当にやっていたので、ホントに適正な針圧で設置できているのか、、、ちょっと気になっていた。
1ヶ月くらい前、10inchを聴く時にアームの横滑りが続いたので(原因はよく分からない)ゼロバランスを見直したのだが、それ以来少し針圧がかかりすぎている感じがしていたが、、、当然見た目だけでは実際にどれくらいなのか分からない。
ということで、解決するために針圧計を導入、ついでにDL102も新調した(まだ交換してませんが)。
で、計測してみると、、、予想通りで、なんと4.3gもかかっていた、、、DL102 は3g+-1gなのでちょっと(かなり?)アウト!!!
この1ヶ月間で聴いたレコードの溝を痛めていないか心配だが、まぁ0.3g程度なので大丈夫だろう(と信じたい)。
改めて針圧調整を行い、3.0gで無事設置完了。
ZootのDucretet Thomson盤もノイズ感が減退した感じが、、、ま、気のせいかも知れませんけど音割れは明らかに減少しずいぶん聴きやすくなった、カートリッジ自体を交換すればもっと改善されるのだろうか?楽しみは尽きない。
*ホントは水平バランス?とかもっとちゃんと調整しないといけないのだろうが、素人なので出来ません
最近入手したレコード。
以前から探していたがなかなか奇麗な盤で巡り合えなかった。今回のはきれい、しかも安かった。
日本盤で何度も聴いていたがやはり良い演奏だ、これだけほのぼのしている演奏はそうは無いと思う。これぞ寛ぎの極致、コルトレーンの至上の愛と相容れる部分微塵もなし。
↓こんな感じの曲を続けて聴くと起きている自信がなくなる
DL102を交換して色々聴いてみた
カートリッジを新しいDL102に交換した。シェルはずいぶん前に購入していたが眠っていたSUMIKOを使用。
もとのDL102はもう3年以上使用していたので、ホントはもう少し早めに交換する必要があったと思うが、カートリッジまでお金が回らなかったので、特に意味もなく『まだ大丈夫だろ』と誤魔化しながら使用していた。
早速気になるレコードをいくつか聴いてみた。
Jon Eardleyの強音部分でビビりがあったが、、、
これが予想以上に解消された、B面のアタックが強い箇所でまだ少しビビり気味になるがコレだけ改善されれば上出来である、盤質がワンランク上がったくらいの印象。音も更に太く感じられて演奏の素晴らしさがひしひしと伝わってくる。入手以来もう10回くらい聴いているがこのアルバム、やはり名盤であると思う、音も演奏も全体のバランスが素晴らしく良い。ORTOFONかEMTで聴いてみたい。
Softly~の強打部分で結構ビビりがあったが、、、
これはZoot以上に改善された、2~3箇所後半の轟音部分で僅かにビビり気味になるが、コレだけ改善されれば言うこと無い、全く気にならないまではいかないがほんの少ししか気にならない程度になった、それにしてもこのSoftly~はやっぱり凄い。このアルバムも再発ではあまり聴いていなかったが、オリジナル盤ではもう10回以上は聴いた。いつかORTOFONかEMTで聴いてみたい。
全体的にピアノの立ち上がり部分にビビりがあったが、、、
う~ん、これは殆ど改善されず、理由は分からないが盤面は見た目綺麗なので材質に問題があるのだろうか?もしくは相性が悪いのか?音圧がかなり高いのである程度仕方が無いのかもしれないが、出ない盤を所有している方もいるようなので巡り合わせが良くなかったということか、高いので買い替えはしないけど。
現時点での解決策は音量を下げて聴くこと、夜に小音量で聴く分にはビビりもさほど気にはならなかった。一度ORTOFONかEMTで聴いてみたい。
コチラハ最近入手した1枚。
カートリッジを交換して最初に聴いたのがコレ、張りがあって艶もある声がスピーカーからぽーんと飛び出てくる感じがした、もともとの録音も良いのだと思うが使い古したカートリッジでは出ていなかった音が出ているのが管理人の馬鹿耳でも分るレベルだったので、ちょっとびっくりした。やはりORTOFONかEMTで聴いてみたい。
いずれはEMTやOrtfonで聴いたみたいがそれはまたのお楽しみにしよう、そこにつぎ込むお金ないし。ところでEMTって専用のアームがいるんですか?そうなるとかなり難しくなるのでORTOFONになると思うがORTOFONも重量級は今のアームでは対応できないので、いずれにしてもアームを買う必要があるのか?
↓このアルバム全曲良いと思う
小栗均のSome Day My Prince Will Comeや宮之上貴昭を聴く
小栗均の珍しい自主製作盤。
いちおう念のためですけど演歌ではありません。ジョニーズ・ディスクの『みどりいろの渓流』の数倍は出難い。
サブタイトル?は『小栗均メモリアル』である、なんとかリサイタルとか、なんとかメモリアルとかカタカナで書かれてしまうと純和風なイメージがありますけど歌謡曲でも演歌でもありません。この『みんな揃って、はいチーズ』なジャケット、、、イカシテます、しかもジャケットの色はピンク色(桃色)?、いや、これは、、なかなか、、、やってくれマス。内容は良い意味で平凡なジャズのピアノトリオ(繰り返しますが演歌ではありません)、ベースの水橋さんが特に良いです。
ちなみにジャケット裏のライナーの一部を書いているのが前田憲男である、この時点で前田憲男と小栗均は面識が無かったらしいが、ぢゃあ何で前田憲男がライナー書いてんでしょうか?よくワカリマセン。
で、その前田憲男のトリオもの。
オリジナル盤ではなく後期プレス、でも音は良いのでコレで良し。一部技巧に走った面があるのが残念と言えば残念だが、この時代の音なのだと思えばそれ程悪くない気もしてくる。Taktは他にも良いアルバムが沢山あるようだが、結構出てこないので出た時に逃さないようにしないといけない。あとTBMあたりも探しているのが何枚かあるのだが、最近出てこなくなった(今のところ1枚も持ってないけど)。
前田憲男と言えば、、、
例のアレが超絶的に入手困難だが、、、去年の年末に某店に出て(数年前ユニオンに1回出た以外では初めて見た)『もしかして入手できるのか?』と一瞬夢を見たが残念ながら売り切れ、、、夢は夢で終わってしまった、、、コレ↑は例のアレの前に吹き込まれたアルバム、特に組曲風のB面はかのメガロポリスを連想させる実にすばらしい内容である。いつの日か夢がかないますように。
宮之上貴昭のファースト。
コレ、中古でなかなか出てこなくて入手までに数年を要した。今回CDで再発するとの事。気になる方はCDを買いましょう。
コチラハ4枚目のリーダー作。
ピアノは太田寛二。このアルバムは上記に輪をかけて出てこなかった、ここ数年で見たのは購入した時のみ。Denonなのでそれ程レアだとは思っていなかったが、たまたまタイミングが良くなかったのか?そういえば10年くらい前、ヤフオクに『買います』(だったか探してます)で暫く出品になっていた(売り物でもないのに出品という形で出ていた)記憶があるので当時から入手は難しかったんだろうか?
↓上記とは無関係ですが、、、板橋さんの『濤』