今日もユニオンの年末セールで1枚注文してみたがやはり売り切れだった。
小田切一巳/突撃神風特攻隊。
このアルバムもお茶の水のセールに出ていたが、すぐに売れた模様。
聴いたことが無い人が多いと思うが、レーベルとジャケットから判断すると、フリーと思いがちだが、決してフリーではなく、あっちに行く前のコルトレーンみたいな感じ、言ってみればいたって普通のジャズ、久しぶりに聴いてみたが特に「インビティション」が良い、これは万人にお勧めできる演奏だ。ジャケットの手作り感が今となってはかえって良い味を出している、と思えなくもない、ライナーも手書きだし、今の時代、もうこんなのは作れないだろう、、、
~以前、取り上げた記憶があったので調べてみるとやはり取り上げていて、殆ど同じような感想であった、下記は以前のブログから~
小田切一巳のアケタズ・ディスク盤。『突撃神風特攻隊』。凄いタイトルだ。ちょっと高かったが兎に角聴いてみたかったので、、、
多分聴いた事がある人はあまりいないと思うがどフリーかと思いきや、今となっては?そんな事も無く軽い?コルトレーンっぽい感じ(インパルス時代の)、録音のせいかテナーの音色が結構独特で少しかすれ気味で硬い感じだ。
A面よりもB面の方が出来がよくモダン・ファンにも十分聴ける内容だと思う。
ちなみにこの人、リーダー作はコレ1枚の筈で他では森山威男さんの『ハッシャバイ』くらいしか聴けないのではないだろうか(詳しくないですが)。
↓レーベルもなんか凄ひ
こんなのCD化はしないだろうな、、、
ところで、ユニオンの年末セールが始まって4週目だがまだ1枚も買えていない、1万円以上の購入でもらえるカレンダーが欲しいので、何か1枚と思うのだが、、、全く買いたいものがない、正確には買える金額で欲しいものが全くない、1枚も残っていない。
昨年も、なかなか目当てのものは難しかったが、今年は年初からもうほぼ壊滅状態であった、数えてみたら今年ユニオンで買ったジャズの廃盤はたった5枚、そのうちTBMの高音質再発盤が2枚、バーゲン品が1枚なので実質的には廃盤セール品は2枚しか購入していないことになる、全店で30~40枚くらいは注文していると思うので確保率は10%無い、、、これではもう買う気が無くなってしまうのも仕方がない、のでここの所、リストもあまり見なくなった。
はっきりと言うが「通販します」リストに掲載されている商品は、関東近郊のコレクターやジャズファンが買わなかった残りもんである、一般的な相場(いくら高くても売れた値段が相場ともいえるが)より高価であったり値段の割に状態がよくなかったり、いろいろ理由はあると思うが、兎に角、その値段では売れなかった商品には違いはない、地方ではそんな商品も売られていないので買う人はいるのかもしれないが、管理人はそういうのはもう買わない。
何度も言うがユニオンは良心的だし好きなお店だが、今の販売方法を続けていく限り、地方在住で廃盤を買っている人には「買取をお願いするだけの店」になってしまう気がしている、少なくとも管理人にはもうそうなっている、買える可能性がある廃盤専門店で買うために聴かないものを処分する店、残念なことだが関東近郊には買う人がいくらでもいると思うので商売としては間違いではないのかもしれないが、、、
今日もまた売切れでした、、、
2013年12月現在のオーディオ。
2013年12月現在のオーディオ。
今年はメインシステムのスピーカーを長年使用していたJBL4428からB&W 805Diamond PBに変更した。昨年いろいろ変更したので、2~3年は変更するつもりはなかったのだが、、、
変更した主な理由
①JBL4428のような中型のブックシェルフ型スピーカーは今の狭い部屋には全く合っていないことに漸く気づく、セッティングを色々工夫してみたが特にCDに関して低音のもたつき、ぼんつきが解消される見込みが無さそうだった、またEMT986との組み合わせは音質が豊潤すぎて長時間聴いていると疲れる
②長年JBLのスピーカーしか聴いてこなかったので、違うメーカーのスピーカーで聴いてみたくなった
③中型以上のシステムは移動・設置が大変なので、小型のスピーカーに変更したかった
④今ならJBL4428も綺麗な状態なので下取り価格も上限が見込めそうだった
⑤セカンドシステムを導入したのでスピーカーの設置場所が限られるようになった
などだが、実のところ一番大きな理由は③。
JBL4428は1台で32.5kg、専用のスピーカースタンドJA350でさえ1台29kgもある。これを移動させるのは本当に大変で、出来ることならもうしたくない、専用の外箱も当然ながら大型なので置き場所がなかったし、この先万が一引っ越ししたとしても、広い部屋にオーディオを設置する可能性は低い、、、
などと考えていた矢先に、丁度綺麗な中古の出物があったので決断した(こんなこともあろうかとB&W 805Diamondはヨド〇シで試聴していた)。
B&W 805Diamond PBを導入して5か月くらい経過しているが、JBL4428とは音の傾向がかなり違うが(当たり前)、導入当初からジャンルを問わず好みの音で鳴ってくれている。
一番大きな違いは、以前感じられた低音のもたつき、ぼんつきが解消されたこと、低音過多ということも無く、中高音とのバランスも非常に良い。
不安要素があるとすればジャズのアナログ、特に10inchなどの古い音源に関してガッツがなくなり、特に管楽器の音が細くなってしまうのではないか、、、という点だったがそういったことは杞憂にすぎなかった。
とはいえ、ホーンがついているわけではないのでやはり得意なのはクラシックや80年代以降のPOPS系、ボーカルもの、ピアノものなどのようで、特に最近の女性ボーカルは鳥肌が立つくらいリアルな感じで鳴っているし、ピアノトリオも粒立ちが良く非常に艶のある音色を聴くことができる。
メインシステムに関しては、もう十分満足のいく音が出ているので当分の間、機器の変更はしないつもり(たぶん)。
↓来年試してみたいもの
主にセカンドシステム用で導入してみたいもの。全部で10万円くらいなので何とかなると思うが、レコードの支払い次第では無理かもしれない。
*805Diamond PBを購入してすぐに〇hile〇ebというオーディオのコミュニティに参加した、セッティングなど何か有益な情報が得られるかなと思っていたが、、、早々に退会してしまった、あれは運営がかわいそうになる様相を呈していてとても見ていられない、、、オーディオやっている人は皆嫌な人に思えてくるのはいかがなものかと思う(善い人も沢山いると思いますけど)。管理人はオーディオマニアでなくてよかった、、、と心底思いました。
Janos Starker/Suites for Unaccompanied Cello。
Janos Starker/Suites for Unaccompanied Cello。
シュタルケルはバッハの無伴奏チェロ組曲を何度か録音しているが、一番最初の録音がコレ、1992年の録音盤をCDで所有していてかなり聴きごたえがあったので、この最初の録音も聴いてみたかった。
オリジナルはMercuryだが超高価のため再発のSPEAKERS CORNER盤を探していたが、最近よく出るようになったので再プレスされたのかもしれない。
このレコード、兎に角音質が良く、ホールで聴いているかのような残響音がよく録れている、シュタルケルの息遣いも聞こえてきて、まるで目の前で演奏しているような感覚になるような凄い録音である。
今回入手したSPEAKERS CORNER盤はほとんど聴かれてないようで盤面も綺麗なのだが、少しチリノイズが出る箇所がある、もともとのプレスの問題なのかカートリッジとの相性なのかわからないが、、、
こうなると是非オリジナル盤で聴いてみたくなってしまうが、流石にクラシックはド素人なのでそんな暴挙はしません。
↓1曲目、いつの録音のものなのか素人なので聴き分け出来ません
2013年の収穫、ロック編~あんまり買ってないけど
2013年の収穫、ロック編Best3~その①。
The Beatles/Die Zentrale Tanzschaffe der Weltberühmten vier aus Liverpool
PPMのゴールド・パーロフォンの綺麗なのは、とても庶民が太刀打ちできる代物ではないので、ジャケットも秀逸なこの独逸Horzu盤を探していたが、これが結構難しかった。というのもマト1とマト2で音質が違うという事で、より聴いてみたい衝動に駆られたマト2のほうを探したのだが(この辺りのことは死ぬほど詳しいHPがそこらじゅうにあるので調べたらすぐにわかる)、流石に人気があって安価では無理であった。UK盤(所有盤は4thプレスのStereo盤)に比べると少し軽い感じはするが、期待通り音質も良いので他のオリジナル・アルバムも独逸盤でも全部集めようかと思っている。
The Beatlesに関しては来年早々にUS-Boxが発売になるが、昨年のアナログ・リマスター盤で痛い目にあっているのでまだ予約は出来ずにいる(という人多いと思うが)、どうせ買ってしまうと思うのだが発売日以降に色々なことが判明してからでも遅くないと思うので、今はまだ動かない方が賢明だろう、我慢できずに「先に動いたら負け」(何に負けるのか分からないけど)。
ロック編Best3~その②。
Ernie Graham/Ernie Graham
その筋では有名なアルバム、日本盤も出ているがオリジナル同様入手困難、もともとインディーズ・レーベルから出ていた紙ジャケットCDで聴いていたが、その紙ジャケットCDはジャケットも音質も良い出来とは言えなかったのでオリジナル盤を探していた。正直なところ、このオリジナル盤もオーディオ的にはそれほど音質は良くないと思う、今度「名盤探検隊」シリーズの1枚としてワーナーから紙ジャケットで再発するが2013年デジタルリマスタリングということなので音質は少し気にはなる、でももう買いませんけど。
この手のアルバムではRoger Morrisの「First Album」、Vashti Bunyanの「Just Another Diamond Day」あたりもオリジナル盤で聴いてみたいがCarl Perkinsの赤盤の綺麗なのと同じくらい難しいので、、、余程タイミングが合って魔が差せば手を出すかもしれないが、、、
ロック編Best3~その③。
The Kinks/Arthur or The Decline and Fall of The British Empire(アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡)
ジャケットは英吉利制作で盤は日本プレス、魔が差して購入してしまった、、、音は良くない。
The Kinksに関しては「The Kinks」から「Lola Versus Powerman And The Moneygoround:Part 1」までのライブを除く8枚はUKオリジナル盤で集めることにした(MonoでもStereoでもどちらでも良いので)。 とりあえず「ヴィレッジ・グリーン・プリザベイション・ソサエティ」からと思い、いろいろ当たってはいるがこれが非常に困難と判明、で今のところ1枚も入手できていない、その分当分の間楽しめるから良いのだが、、、特に後半の4枚が難易度高いのでUK盤だけでも1年くらいでは難しいと思う、ので間違っても各国盤までは手を出さないようにしないといけない。
ロックはきりがないので再発中心に聴いているがやはり気に入ったものは初期盤で聴いてみたい、中古、特にオリジナル盤に関してはロックもジャズも地方では探しているものに遭遇することはないと言い切れるので、どうしてもヤフオクやユニオンの通販頼みになってしまう。
ジャズ関係のヤフオクは誰とは言わないが意地汚い誠意のない転売屋や嘘つきばかりなのでホントに信用できる2人以外はもう絶対に入札しないと決めているが、、、ロックは経験上、信用できる人が多い気もするので大丈夫(なのか?)
2013年の収穫、ジャズ編
2013年の収穫、ジャズ編~その①、名盤。
Bill Evans/New Jazz Conceptions(Riverside)
Riverside初期のオリジナル盤(白ラベルのフラット)は最近まではっきりとは知らなかったが(薄々感ずいてはいたが)、兎に角綺麗な状態のものが極端に少ないらしく、出てきても当然ながら競争も激しく入手困難なものばかり。このレコードも盤質は良好だがジャケットは背に傷みがあった、こういうのはコレクターは買わない、Evansは例の4部作は綺麗なものが滅多に出ないUSオリジナル盤ではなく別の形で集めていて現在進行中、お金もないし、、、Riversideは音質も良く内容も良いものが多そうなので欲しいものが結構多いが、皆さんお好きなフラット完オリともなるとホントに困難、管理員は別にフラットとかはどうでもよいが、、、ただKenny Drewだけはいつの日になるか分からないがどれほど凄いのか確かめてみたいので何とかならないかなぁ、、、
Dexter Gordon/Hot and Cool(Ducretet Thomson/Dootone)
このオリジナル赤盤は盤の材質が柔らかく傷がつきやすいという事らしく、なかなか綺麗な状態のものは出難い、またジャケットもコーティングがないため擦れていないのは殆ど見たことがない、という事でオリジナル盤至上主義者ではない管理人は仏蘭西Ducretet Thomson盤を探していた、ここ数年で何回かユニオンのセールに出たり某所で出ていたりしたが、今回信用できる店で綺麗なものを漸く入手、オリジナル盤と同じスタンパーか分からないが音質は良好、オリジナル盤を聴いたことがないので比較はできないがちょっと線が細くて上品な感じがする、、、同じDootoneのCarl Perkinsの綺麗なのはDexter Gordon盤より困難だと思うが、欧州のレーベルからは出ていないと思うので、どうしても聴きたくなったらオリジナルに行くしかない、、、が今のところそこまで好きでもない。
その②、Jazz West。
Jack Sheldon/The Quartet & The Quintet(Jazz West)
日本盤でもよく聴いたアルバム、Zootが参加していなかったらここまで人気になったか分からないが、、、この12inchは10inchから2曲がオミットされているので10inchの2枚で集める手もあったが、2枚とも綺麗なものとなるとかなり難しいし材質もあまりよくないらしいとのことなので、ジャケットも好きな12inchにした、音質的にはそれほど高音質ということも無いので、余程好きな人でない限りは日本盤でも十分だと思う。ユニオンのプレミアム復刻シリーズで是非出してほしい1枚だが、出せるのだろうか?
Art Pepper/The Return Of(Jazz West)
Jazz Westの中ではKenny Drewとともに比較的出てくることが多いアルバム、比較的というかしょっちゅう見かける、ただ綺麗なのになると結構困難、入手した盤は盤質は綺麗だがジャケットに擦れがあったので入手しやすかった、Art Papperのアルバムは元々の音質が良いものが多いのでこれなんかも日本盤でも十分楽しむことはできると思う、Jazz Westは例のあれを含めてあと何枚か欲しいのがあるが、いずれも出たら即売れが多いのでなかなか難しい、ただ例のあれはお値段ほどの価値があるとも思えないしプレミアム復刻盤で十分なので手は出さないと思う、、、
その③、Eric Dolphy。
Eric Dolphy/Out To Lunch(Blue Note)
今年断トツで一番嬉しかった1枚、管理人はジャズに関しては内容も勿論重視しているが、それと同じくらい音質も重視している、このStereo盤の音質はホントに素晴らしく、楽器の編成にもよるのだと思うが臨場感が物凄い、MonoよりもStereoのほうが入手もしやすいので絶対にStereoがおすすめ(Monoは聴いたことないけど)。Blue Noteにはこれ1枚しか録音がないが同じ方向性でもう何枚か聴いてみたかった気はする。このアルバムはネットの情報を見て入手に至ったが、特に地方在住だとそういう情報もなかなか入手できないので、その手の情報源があるとホントにありがたい、がなかなか参考になるものは少ない。
Eric Dolphy/Last Date(Fontana)
これもネットの情報を参考に購入に至った1枚、US Limelight盤の豪華なジャケットも捨てがたいので、どちらを入手するか迷っていたが今思うと阿蘭陀オリジナルを入手して良かったと思っている、管理人は同じアルバムをStereoとMonoなどなど、、、何枚も所有するほど余裕もないので出来れば一番欲しいと思う形で所有しておきたい、でないとホントに欲しい形態のものが出た時にどうしても躊躇してしまうので、、、Dolphyに関しては今まで聴かず嫌いだったのだが、この2枚を聴いてしまうと他のアルバムも全部聴きたくなってしまった、道のりは遠い。
その④、欧州盤。
Barney Wilen/Barney(RCA)
実はよくよく聴いてみると*つまらないものも多いぢゃないの?、とばれてきた数ある欧州盤の中でも、内容、音質、絶妙なメンバー構成など、どれをとってもホンモノであろうと思われる1枚、まぁメンバー殆どアメリカ人なんで、、、前にも書いたがホントにびっくりするくらい音質は良く、これを聴いてしまったら再発のCDなんかもう聴けなくなってしまうというのは言い過ぎかもしれないが、、、その再発CDも単体で聴けば音質はかなり良いと感じるので、オリジナル盤がどれくらい凄いのか、兎に角一度は聴いて感じてほしい、、、でもオリジナルの音を知らなければCDで十分だと思う、正直結構差があるのは事実だがこの辺りはもう価値観の問題かと、、、*欧州盤がつまらないものばかり、という事は決してないがそういうのが相対的に多い気がするという事、良いものはホント良いと思う
Joachim Kuhn/Quartet(Aliso)
誰も注目したことがないと思われる1枚、今までどこかで取り上げられたのを見たことが無い(某所で今も売っているが1年以上売れていないと思う)、Joachim Kuhnなので寛ぎ無縁のシリアスな内容だが決してフリーではない、これも抜群に音が良く特にB面1曲目のベースソロなんか艶めかし過ぎてぞくぞくしてくる、こんなのばかり聴いていると正直疲れてしまうと思うが、たまに聴くと「なんか凄いな」と思う名盤(だと思う)、この手のアルバムでよく取り上げられるRolf Kuhnのいろんなアルバムなんかより個人的には良いと思っているが、このあたりも趣味嗜好の問題なので、、、人によっては良いと思うだろうし人によってはつまらないと思うだろうし、、、
その⑤、猫のマクリーン。
Jackie Mclean/The New Tradition(Adlib)
あまりにも綺麗だったので魔が差して買ってしまった、というかこんなのは魔が差さないと買えない、が、おかげさまであまり聴かないなんで買ったのかよくわからん欧州盤が何枚か処分できた、入手後、まずはB面から聴いてみたが、アルトの出だしの音を聴いた瞬間のけ反ってしまった、そして感動した、音の突き抜け感はもしかしたら「Barney」より上かもしれない、ごくわずかにエコーがかった感じがするが、マクリーンのアルトとドナルド・バードのトランペットの煌めき感が尋常ではない、管楽器の音の本質を余すことなくとらえている感じがして流石Van Gelderと言わざるを得ない、ただしマルのピアノはある意味RVGらしいといえばRVGらしいがぼんやりしていて満点とは言えないところが面白い、恐らくマクリーンのアルトをどう聴かせるかだけに焦点をあてたのではないだろうか?この音はどんなに頑張っても再現不可能であろうと思う、その意味ではやはりオリジナル盤でしかその本質は分からないのかもしれない、が、これも再発のCDなんかと比べてそんなに価値があるのかと聞かれたら、「分からない」としか言いようがない、これも価値観の問題なので、、、
今年はユニオンやヤフオクで買うことが極端に減ったので、買った枚数もかなり少なかった、ただヤフオクで騙された2枚を除くと殆どが状態も申し分がなく綺麗なものばかりだったのでまぁまぁ満足いく1年であったと思う。CDに関しては、正直なところ何を聴いてよいのか分からない、何が自分にとって良いタイプの音なのか分からないので殆ど購入していない、多分凄く良い作品もあるとは思うが、、、
今年悟ったことなど、、、
①ヤフオクの完オリは信用してはいけない
②ヤフオクのツヤピカは信用してはいけない
③ヤフオクの音質素晴らしいは信用してはいけない
④ヤフオクの転売業者は信用してはいけない
⑤一瞬でも迷ったら売り切れている
⑥ユニオンで良いのが欲しけりゃ店に行け
⑦行けないと絶対買えない、行っても多分買えない
⑧皆な欲しいのは同じ
⑨10枚の傷盤より1枚の傷なし盤
⑩買うのは信用できる数店で十分
来年もいろいろと良いものが入手できると良いが、ジャズに関しては(ロックは別)もうユニオンで買うことも無いし(結局年末も1枚も買えなかった、地方在住者にはもうホントに使えないお店のひとつにすぎない存在)、ヤフオクも殆ど利用しないと思うのでいくつかの信用のおける店で買うだけになりそうだが、、、
welcome to the niagara world
今年最初に買ったレコードとCD。
1月2日に初詣と買い物のついでに久しぶりに地元のタワレコによった。
おまけでもらったポストカード。
買ったのは2枚。
年末に別のタワレコで品切れしていて買えなかった「Billie Joe Armstrong & Norah Jones/Foreverly」。
これは良かった、最初、Green dayの人とデュエットという事で、流石にこれはどうかなと思ったのだが、試聴した感じが良かったので跨がなくてよかった、最近こんなアルバムばかり出している気もするが、そろそろ昔に戻ってジャズっぽいアルバムも出してほしいものだ(たぶん無理だけど)。
もう1枚は「Neil Young/Live at the Cellar Door」、これも当然良かった。Neil Youngは今まであまり聴いてこなかったので、今年は昔のアルバムも少し聴いてみたい。
ユニオンで1万円以上購入でもらえるカレンダー、やっと貰えた。
昨年の年末セールではもう何も買えないと殆ど諦めていたが、最後になって1枚だけ買うことができた(新宿店で5枚頼んで1枚だけ残っていた、お茶の水はいつものように値段出たときには欲しいのは全部横棒)。
買ったのはコレ、欲しいのはいつも売り切ればかりなのでもうユニオンではあまり買う気もなかったし、今年の年末セールは価格的にも自分の感覚を超えているものが多かったので、ちょっと迷ったが2013年最後だし買取でお世話になったので、、、(これも自分の感覚より3割くらい高かった)。
Johnny Griffin/Do Nothing 'til You Hear from Me(Riverside)
音質は悪くは無いがごりっとしたざっくり感に乏しく、ちょっと上品でつるっとした感じ、分かり易く言うと男っぽさが無い音、、、もっと分かり易く言うとMusic Mattersやアナログ・プロダクションの再発盤を聴いている感じ、、、入手したのはMono盤だが、この辺りのRiversideはStereoのほうが音が良かったりするようなので、Stereo盤を聴いてみたい気はする(買いませんけど)。
Griffinのアルバムの中では、編成もそうだがかなり異質な内容だと思う、何となくぶりぶり吹いているイメージがあるので、コルトレーンのバラードぢゃないがなんか調子悪いのかと思ってしまうくらい控えめ、、、
まぁゴリゴリのアルバムを聴いた後なんかには丁度良いと思うが、ただRiversideではStudio Jazz PartyのほうがGriffinらしい気はする(今は持ってないけど)、Griffinらしいって何か分からないが少なくともあっちの方が聴いて楽しい気はする。
クラシックのCDは27枚しか所有していないが、、、
年末に久しぶりに数えてみた、、、
一昨年末にはまだ1.000枚を超えていたジャズのアナログが数えてみると、、、840枚くらいに激減していた、棚の空き具合からすると900枚くらいかなと思っていたのだが、よくよく考えると現在残っているアナログはその殆どが白い別ジャケットに入れてあるので、なるほど嵩は1.2倍くらいになっている、このラックはユニオンで購入したものだが、通常なら1マスに60枚は入るのでx20マスで1.200枚までは入るはずだが実際には、ロックと合わせて900枚で結構いっぱい、、、詰めればあと100枚くらいは入ると思うので収納可能枚数は1.000枚くらいということになる。
以前はジャズで1.000枚、ロックで200枚くらいを目安にしていたが、最近は全部合わせて1.000枚くらい、要は棚に入るくらいで十分じゃないかと思っている(ジャズで900枚、ロックで100枚)、それでも聴くためだけを考えると多い気はするが、、、
Jazz Perspectiveなんかでも、棚にずらっと仕切りを入れて5.000枚とか1万枚とか所有している人がいるが、そんなにあっても恐らくというか間違いなく死ぬまでに何回も聴かないですよね?昔はそういうのを見ると羨ましいと思っていたが、今は全く思わない、何事もほどほどが一番、買う楽しみも無くなるし。
CDも普段から聴くことが多かったタイトルだけを残してあとは殆ど処分した、SSWなんかはマイナーどころか超どマイナーなものまで買っていたが、実際買った時と売る前以外(売る前が一番真剣に聴いていた)は繰り返して聴いてなかったし、原点回帰じゃないけれど、ジャズに足を踏み入れる前からよく聴いていたミュージシャンだけで十分だと漸く気が付いた(気づくの遅い)。
2014年1月3日現在の所有枚数
Jazz アナログ844枚、CD148枚
Rock アナログ60枚、CD146枚
Classic アナログ1枚、 CD27枚
*これでも普通の人からすれば十分異常。
クラシックのCDは27枚しか所有していないが、、、
実際には27枚というより27セットといったほうが正しく、純粋に枚数を数えると651枚もあった、、、廉価盤ばかりだが、どのシリーズも結構音質も良く何より聴いていて楽しい、クラシックはまだ色々と聴いてみたいので枚数は増えそうである。
年末からカラヤンばかり聴いていているがいっこうに終わる気配がない、バレエ音楽とかマーチとか現代音楽系は流石につらいものが多いので、さわりだけ聴いてダメそうだったら飛ばしているがそれでも終わらない、、、ただ今70年代の3分の1付近、残り50枚くらい。
そのうちにカラヤン80が出てしまいそうである、、、
PR: 2014年4月9日XPサポート終了によるリスク回避
MUSIC MATTERSから新シリーズが出る
ヤフオクを見ていて、ちょっと気になるものを発見した。
とある信用できる出品者の商品説明に、Music Mattersの創世記の発売作品が、内袋の問題でビニヤケを起こしているものが多いらしいという、、、
目印は右のシール、これが貼られているものが創世記の発売作品だったと思う、途中から青っぽいシールに変更になっているがこちらの内袋は変更されているので大丈夫。
早速調べてみたが、創世記の発売作品で所有していたのは全部で5枚。
そのうち4枚にビニヤケの症状が確認できた(言われないと気付かないという事は、如何に普段から聴いてないかがわかるというものだが)。
特に酷かったのがこのKenny Drew盤。
両面、こんな感じで思いっ切り白っぽく変色している。幸い今のところ音には全く影響なかったが良い気分ではない、このまま放っておくと更に進行しそうな気がしたので、内袋を入れ替えた。
こちらは同じ創世記に発売されたTina Brooks。
これは全く影響なし。
以前、澤野工房の初期の作品(ルネの10inchなど)でも同じようにビニヤケの症状が見られたものがあったが、こうなると輸入再発盤に関しては(澤野さんもプレスは海外だったはず)購入後、直ぐに内袋を交換したほうが良さそうである。
ところでそのMusic Matters。
1月末から新シリーズが発売になるらしい、今度は33回転、既に12タイトルが掲載されているが一体売値はいくらになるのか、、、予想価格は税込4.600円~4.800円だがはたして、、、
Brigitte Petry。
Brigitte Petry。
個人的にはボーカルは声の質が好みに合うかどうかが一番重要、いくら内容が良くても声質が合わなければ繰り返して聴きたいとは思わない、次に大事なのは見た目、ジャズ以外の場合はあまり気にならないがジャズに関してはジャケットの雰囲気や見た目も購入するか否かの重要な要件になっている。
エラ、サラなどの大御所のアルバムは日本盤でそこそこ聴いていはいたが、どうしても馴染むことができなかった、オリジナル盤で聴くとまた印象は変わると思うが、そんなに幅を広げても仕方がないので、このあたりは手を出さないようにしている、ただビリー・ホリデイだけは殆ど聴いたことがないので、何枚か聴いてみたい、、、
あとやっぱり大事なのは収録曲、有名無名にかかわらずスタンダードやジャズメン・オリジナル曲、最近ではPOPSのカバーなど、、、ジャズで取り上げられる楽曲は兎に角沢山ある、誰しも好き嫌いはあると思うが、嫌いな曲が2~3曲入っていたり、最近のボーカルにありがちな訳の分からんオリジナル曲なんかが多く入っているともう駄目、、、
このアルバムには管理人の好きな「Fly Me To The Moon」と嫌いな「My Funny Valentine」が入っているが、他の曲はどちらかというと好きなので選曲は好みに合っているほうだと思う。
Electrecordだけに録音も良く、気に入っていた1枚だが聴いたのは久しぶりだった、なおCD化されているかは不明。
ちなみに白人でもBethlehem盤が有名なBetty Blakeなんかは、ちょっと声質が合わないので、個人的には聴く気にならない、が、好きな人は堪らないんだろうなぁ。
シュリンクされたレコードのシュリンクを剥がしてみた
中古レコードを買っていると、たまにシュリンクされたものに出くわすことがある(偽物シュリンクではなくホンモノのシュリンク)。
なんとなくシュリンクが付いたままのほうが価値があるのではないかと思い、そのまま保存しているケースが多いと思うが、、、
このフレッド・アステアのレコードも購入時、4枚ともシュリンク付だった。もともとシュリンク自体にカビがはえていたようで、4枚ともシュリンクを介してジャケットにもシミが付着しているように見える。そして気のせいかもしれないが、年々シミが大きくなっているような気がして、、、
思い切ってシュリンクをはがしてみた、、、
案の定、ジャケット表面にカビのようなものが付着していてシミになっていた、丁寧にふき取ってみたが、長年(1950年頃の発売なので60年以上も経過している)たまったものがそんなに綺麗に取り除けるはずもなく、シミは残ってしまったが、、、それでも結構きれいにはなった。
以前、Brigitte Bader という女性ボーカルのシュリンク付レコードを所有していたが、これなんかは数年聴いていなかったため、シュリンクしていたナイロンが収縮してしまっていて、その影響で盤自体がかなり湾曲してしまった事があった。少なくともシュリンクを残すという行為自体、レコードにとってあまり良いことはなさそうである。
*アステアのレコードはいちばんシミがついていない赤は何となく惜しくなってシュリンク残した、、、
ロックに関しては恐らくシュリンク付のほうが間違いなく価値はあると思うので別の話。
スイスのジャズ。
Swiss Jazz Quintet /Tell's Shot
Heiner Althaus(ts)
Robert Morgenthaler(tb)
Marcus Becker(p)
Walter Schmocker(b)
David Elias(ds)
管理人はモーダルとかなんとかかんとか、、、レコードを聴く時にそういうことは特に意識していないのでよくわからないが、これがたぶんモーダルっていうもんなんだろうな、と思う、そしてクールでソリッド、、、よくわからんがそんな雰囲気、Bob Brookmeyerのような朴訥とした温かさは微塵も感じられない。管理人的にはちょっとハードな内容なので、同じタイプのレコードを続けて聴くと疲れてしまうが、たまに(2年に1回くらい)聴きたくなる、これがソプラノばりばりだったらたぶん処分している。
Jazz Community/IL TOPO
Hans Kennnel(tp.flh)
Heiner Althaus(ts)
Paul Haag(tb)
Jurg Ammann(p)
Michel Poffet(b)
David Elias(ds)
2枚組、上記と殆ど同じ路線で似たような内容、メンバーも2人同じだし、、、ライブで3管なのでちょっとは寛いでいるかと思いきや全くそんなことも無く相変わらずクールでソリッドでモーダルでスタイリッシュ、、、でも聴きやすい曲もあるのでどちらかというとこっちの方が好きだ。最近の管入りジャズを殆ど聴いたことが無いので、どういった傾向の音になっているのか分からないが、これでも管理人には十分刺激的で先鋭的(フリーではない)。
スイスのジャズは全く詳しくないが、同じようなメンバーでまだほかにアルバムがありそうではある。
Bent Jædig、Bent Jaedig、Bent Jadig、、、表記がいろいろあって昔は検索するのが面倒だった
Bent Jadig/Bent Jadig Was Here Live At Montmartre 1969
この手の発掘音源は買わないことにしているが、これはどうしても聴いてみたかった。
試聴した感じ、音質は悪くなかったが実際に聴いてみると、Bent Jadigのサックス、Kenny Drewのピアノ、よく知らないドラムは結構艶めかしく良い音で入っているが残念ながらペデルセンのベースが殆どまとも聴こえない、、、一人だけ18m先で演奏している感じ、、、
正規録音ではないので高望みしても仕方がないが、そこさえ綺麗に入っていれば100点満点で98点だがそういうことで80点。
Bent Jadig自身はぶりぶり吹きまくっていて引き込まれるが、ちょっと油断するとうつらうつらしてしまいそうなくらい一本調子、、、悪い意味ぢゃなくてですけど外見からして直球勝負で真面目な人だったのだろうか、、、個人的にはちょっと変化のあるDanish Jazzman1967のほうが好きだ。
今となってはどうでもよいがBent Jædig、Bent Jaedig、Bent Jadig、、、表記がいろいろあって昔は検索するのが面倒だった、、、同じくヤンシーやゴイコヴィッチも面倒だったけど、今はもう探しているのも無いので検索することも無くなった。
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田中武久さんの新作が聴きたい
レコードのチリパチがちょっとだけ気になる
今日、聴いたレコード。
John Lewis & Sacha Distel/Afternoon In Paris
バルネが入っていなかったらただの珍しいレコードにすぎないが、バルネが入っているので格が上がったレコード、ここでのバルネのサックスはちょっと間違えると脆さが露呈するようなハラハラするような感覚に陥ることもあるが、主役の二人の平凡さ故、却ってドキドキ感が増して素晴らしく聴こえてしまうから不思議だ(実際通して聴くとバルネが吹いているところは実に素晴らしいが、バルネが吹いていないところははっきり言えばつまらなく聴こえる、、、)
そのバルネのサックスの音色が兎に角艶めかしく、静寂の中から空気を切り裂くような(よく分からないがそんな感じ)、素晴らしく臨場感のある音色を聴くことができる。
現在所有している盤は、擦れひとつなく言ってみればMINTに近い状態だが(ユニ〇ンであればA/B以上だと思う)両面とも特に1曲目の最初アタリにパチノイズが発生する箇所がある、このレコードは音数が少ないところはかなり静かな演奏なので、どうしてもチリパチは目立ってしまうが、経験上これ以上の状態を求めるのはかなり難しいと思うので勿論買い替えはしないつもり(そんな余裕もない)、恐らく目に見えない塵やほこりが溝に付着している為と思われるので、丁寧にクリーニングを施すか、もしくはノイズを感知しにくいアーム&カートリッジに替えればもっと良い状態で聴くことは出来そうではある。
ところでこのアルバム、その昔M&M Enterprises?(だったと思う)という何処かのジャズ喫茶か個人のレーベルが海賊盤のような形で復刻したことがあった、当時は「こんなものがアナログで出るんだ」と直ぐに飛びついて購入したが、今思うと音質的にも良かった印象も全くなく、今のように繰り返して聴くことも無かった、冷静に考えるとマスターから音を起こしているとも思えないし、、、このレーベルは他にもバルネの「Tilt」とかMarty Paichの「踊り子」「お風呂」なんかも出していたが、「Tilt」なんかは結構聴いたが音も悪く今思うと「なにこれ状態」、Paichの2枚も後年発売されたSHM-CDのほうが音は良かったと言う落ちがあったり、結局はオリジナル盤で聴かないとな(3枚ともオリジナル盤は持ってませんが)、、、と改めて思わせてくれたという事だけの存在理由しかないシロモノであった。
Kenny Wheeler/Windmill Tilter
Wheelerの初リーダー作、CD化されているので簡単に聴ける。
WheelerのFlugelhornの音色がどことなく牧歌的で、多分誰が聴いてもそれなりにシリアスな内容なんだろうけどあまり緊張感もなく聴きすすんでいけるので、気が付いたらうとうとしている、、、管理人的にはそんな素敵なアルバムである。
Fontanaなので高音質を期待するがびっくりするようなことも無く、しかも塵や埃に弱いのかわからないが、擦れも全くなく盤面ぴかぴか*にもかかわらず何カ所かパチノイズが入ってしまう。管理人はレコードを聴く前に、クリーニングなどを行うことは殆どないが、このレコードだけは聴く前に埃をさっと拭いてから聴くようにしている。そうしないと、折角うとうと気持ちよく聴いている時にばちっとなるとぴくっとなるし、、、
*ここで言う「ぴかぴか」とはヤフ〇クで出すものだすものすべてツヤピカ(何なんでしょうか?このツヤピカという表現)と言っている、何処ぞの誰かのように「ホントは目視でも見える傷があったりするけどそういう事は言わないよ、売れなくなるから」ということは無い、正真正銘、嘘偽りのないぴかぴか
Rita Reys。
Rita Reys。
The Cool Voice Of Rita Reys NO.2
ボーカル・アルバムの中でもかなり好きな1枚。ジャケット、内容、音質、どれをとっても抜群の出来で、このアルバムを嫌いなボーカル・ファンはいないのではないか、というくらい全てにおいて質は高いと思う。以前は聴くどころか見ることすらなかなか困難であったが今は再発盤が簡単に入手可能、アナログで再発した時はあまりにも嬉し過ぎて恒例の2枚買いを決行したが、その再発も既に処分してしまった、出来はそんなに悪くは無かったが所詮再発は再発なので、、、
インスト物もそうだが、特にボーカル物の再発は一度聴いたらもう聴かないということが多いので、どんなに出来が良くても再発はもう買わないことにしている、結局処分することが多いので、、、
同じジャケットと同じようなレーベルで南アフリカ盤も存在しているので注意が必要。今回ユニ〇ンの買取価格が3.5万で出ているが、それで売る人はいないと思う。
上記と同じ同じPhilips盤。
Jazz Pictures
上記より4年後の録音、内容だけなら上記と同じくらい好きな1枚、今ではアナログでもCDでも再発盤が簡単に手に入るが、以前は日本盤の再発レコードでさえ入手は非常に困難であった。九州のとある中古屋さんで、1.500円くらいで日本盤を見つけたときはかなり嬉しかった記憶がある、今は再発しまくっているのでレアでも何でもないが、昔を知っている人は色々と思入れもあるアルバムではないだろうか?
観客の拍手と歓声が取って付けたようでちょっと違和感があるが、内容自体は素晴らしくRitaの声も絶好調といったところか、伴奏も軽快で五月蠅すぎず静かすぎず丁度良い感じ、兎に角スウィングしまくっている、Philipsは元の録音が良いので再発も音は良かったと思う。
Meets Oliver Nelson
更に4年後の1965年録音、オリジナル盤だがかなり安価で購入可能、人気がないのだろうか、、、Jazz Picturesの頃に比べて声質が少し重い(というか繊細さに欠ける)ような感じがする、歌い方もさらっとした感じではなくちょっと癖があるように感じるかもしれない、伴奏陣はかなり豪華で欧米オールスターズといった感じでグルーヴィー、アルバム自体の出来は悪くないと思うので不人気(かもしれない)なのはジャケットのせいかもしれない、オリバーメインだし。
今現在、所有しているのは上記3枚のみ、あと3~4枚欲しいのがあるがCool VoiceのVol.1以外はそれほど難しくないので、その気になればいずれ何とかなると思う。
Disk UnionでデッドストックのCDを買う
HELMUT KAGERER/Gamblin'
Roman Schwaller(ts)、Tizian Jost(p)、Eugen Apostolidis(b)、Guido May(ds)
ユニオン新宿店のblogで紹介されていたCD。
新宿ジャズ館限定。あの「猫ジャケハードバップ」がデッドストックでごく少量入荷しました。廃盤CDセールでも争奪戦必至の80年代の隠れ名盤。
普段こういったデッドストックなどは見向きもせずスルーしているが、何となく気になってしまったのでコメントを読んでみたが、、、案の定コメントに踊らされてついつい注文してしまった。
さっそく聴いてみたが、これがかなり良かった、リーダーのギターも勿論良いし、Roman Schwallerも当然良いが、Tizian Jostの弾けるようなピアノが何とも素晴らしい、「Round Midnight」以外オリジナル曲ばかりだがどの曲もメロディが良く演奏もだれることがない、録音もギターの音がぼわ~ンと広がるようなことも無くきゅっと締まっていて良好。
少量入荷とのことで先ほど見たらもう売り切れていた、人気のあるCDの廃盤が必ずしも良盤とは限らないので、店の広告やネットの情報を信じると「なにこれ、どこが良いのか分からん?」と、がっかりすることが多いが、中にはこういった本当に優秀な盤も存在している、といった一例か。
Spike Robinson。
Spike Robinson。
この人のアルバムはピアノ入り、ギター入りの違いはあるにせよ、「どれを聴いても同じ」と言われると、そんな気もしないでもないが、良く言うとどれを聴いてもクオリティは高く安心して聴ける、要は外れがない。
リーダー作があまりないこともあり一時期その殆どを所有していたが、、、どれを聴いても同じと言いながら、いつも聴くのはこのHepのライブ盤2枚ばかりだったので、あとは処分した(ギター入りをたまに聴きたくなるがどれを聴いても同じようなもんだし後悔はしていない)。
このライブ盤はピアノのEddie Thompsonの出来も良く、Spike Robinsonも魅力的なサブトーンをずずずっと上手く利かせていてテナーサックスのワンホーンものとしてもかなり上質な部類だと思う、勿論Spike Robinsonのアルバムの中では一番のおススメ。
もともとCDしか所有していなかったが、アナログは2枚ともFさんにプレゼントしてもらった。