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英吉利のEsquire盤

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英吉利Esquire盤は亜米利加のオリジナル盤に比べて、大抵の場合買い易いのでタイミングが合えば購入するようにしている、今現在所有しているのは14枚、全部で12inchは170枚くらいあるが、果てしなくしょぼいジャケット”も”多く(”も”というより”が”)、あと欲しいのは10枚くらい。
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Jackie Mclean
Esquireの中でも好きなジャケット、黄色と黒の対比がアルバム・タイトルを上手く表しているような気がする、Esquireの中でもあまり見ないので入手はかなり困難だと思う、USオリジナル盤も初回プレスのくっきりすっきりジャケットを探すとなると、、、これまた結構困難だと思う。

Donald Byrd
Esquireは殆どPrestige盤だがこれは珍しくTransition盤、もう1枚5番も出ている。オリジナルには手が出ないのでお茶を濁しているだけという気もしないでもないが、これはこれで味があってよい、Prestige原盤ほど音にキレは無いが元々そういう録音なのかもしれない、なぜ2枚だけTransitionが入っているのか、知ってる人いますでしょうか?

Prestigeがオリジナルの2枚。
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Hank Mobley
これもEsquireの中では好きなジャケット、伊太利亜Music盤(激レア)も似たような構図だがこちらのほうがすっきりしていて好ましい、大昔ジャズ批評に掲載されたので知っている人は多いと思うがモノはそう簡単には見つからない、Vol.1しか出ていないが何故Vol.2は出ていないのか?出来れば出してほしかった。

Art Farmer
ユーモラスなイラスト、Cover art by Disley(Disleyで検索するとDisneyになってしまうので有名な人ではないのだろうか)、このデザイナーのイラストは「Art Farmer Donald Byrd “Two Trumpets”」など他にもある、他のレーベルでも似たようなイラストを見たことがる気もするが検証してないので同じ人かは不明。

これもオリジナルはPrestige。
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Wardell Gray
Esquire盤はスタンパーが同じ(全部かどうかは不明)なのでどれも音質は良いが、この2枚もびっくりするくらい高音質、海外では安価でよく見かけるので結構売れたのかもしれない。文字の配置など微妙に違うデザインが良い、デザインだけならオリジナル盤より数段好きである。


Eric DolphyのOut To Lunch

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Eric DolphyのOut To Lunch。
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ジャズを聴き始めて間もないころは、何が良いのか全く理解できなかったが、、、

「Dolphyそろそろ分かるんぢゃないか」とふと思い立ち、昨年くらいからちょっとずつ集め始めた、オリジナル盤はどれもかなり難易度が高いのでNew Jazz系はジャケット違い盤を集めることにしたが(大して集まってないけど)、これだけはStereoオリジナルが良いとのことで、滅多に買えない週末セールで見た瞬間、全く躊躇せず〇ニ〇ンに発注、運よく(珍しく)残ってました、B+で僅かに傷ありとのことだったがノイズ皆無でラッキー。

これは、噂に違わぬ物凄い音がしている、レコード聴いてのけ反るのはRCAのバルネ以来か、、、管理人のチープなシステムでも空気が震えている感、Dolphyその辺に立ってる?感、これ生ぢゃないよね?感が半端ない、一音一音全部凄いが特に1曲目6分15秒あたりの「チン、チン」が空気を切り裂くような凄まじさ。

音がこれだけ良いと内容も良く聴こえてくるもので、昔はただのフリーかと思っていたが、全くそんなことは無く、非調和の中の調和とでも言おうか、調和の中の非調和とでも言おうか、リズムとメロディの絡み方が絶妙、演奏自体もこれ以上望むのは酷だろうというくらいの高みに達していて、向こうに行ってしまった後のコルトレーンぢゃないけど、ある意味崇高な音楽とでも言っちゃいたくなるような感じ、、、何を言っているのかよくわからないが簡単に言うと、兎に角何もかもが凄い。

管理人はオリジナル盤至上主義者ではないが、こういうアルバムは「オリジナル盤で聴いてこそその真価が分かる」、逆に言うと「オリジナル盤でしか本当の良さは分からない」のだと思う。今年買ってよかったレコードの堂々1位だ、今のところ。

Mono盤はかなり高価だがStereo盤はそれほどでもないので、音に酔いしれたいDolphy好きな人は入手しても良いかもしれない。

10inch

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今日聴いた10inch。
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オリジナルはDiscoveryの3019。
ずっと綺麗なのが出てこないか探していたが、もう無理そうなのでSurf Rideのセカンドあたりでも良いかなぁと思っていたが、ヤ〇〇クで音楽ファンの風上にも置けないような出品者にあたってしまい、落札して送ってきたのがじゃりじゃりじゃり盤、返品も受け付けてもらえず2日で処分して心底嫌な印象しか残っていないためもうそのセカンドは欲しくなくなり、今はオリジナルの赤ラベルを探している。が、高いのでなかなか入手できないでいる。
この仏蘭西盤10inchも音質は抜群に良く、もうこれで十分のような気もするが「These Foolish Things」で音の歪み(ノイズではなく恐らく元々入っている音が歪んでいる感じ)があるので、やはり難しくてもDiscoveryの10inchよりはまだやさしそうななSavoyの赤ラベルを入手するつもり。
同じジャケットで赤色のUK-Vogue盤も所有していたが、何枚も同じものを持っていても仕方がないので処分した、ヤフ〇クの恨みを早くはらしたいので来年中には何とかしたい。

ジャケットが素晴らしいBob Hardawayの唯一のリーダー作。
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溝なしだがこれでオリジナルで良かったはず(溝ありもあるがプレス工場の違いだけで両方オリジナルということを以前教わりました)。
Burt Goldbrattのジャケットの中でもベスト3に入るくらい好きなジャケットだ。1位と2位は何かと言われても、すぐに思い浮かばないが、、、ラリー・バンカーのVibの響きとハーダウェイのふくよかなテナーの音が上手く絡み合っていてとても心地良い、こんな感じのテナーとVibのアルバムが他にあったかジョニー・ぐりふぃんのRiverside盤(持ってないけど)以外ですぐに思い浮かばないが、知らないだけでたぶん何枚もあるのだろう。
これ、知っている人は知っていると思うがEddie Shuの10inchとカップリングされた12inchのジャケットが酷いのなんの、文字だけのジャケットでももうちょっとセンス良くできたと思うが、、、

こちらもリーダー作はこれだけだったような、、、
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これ、滅茶苦茶音が良い、あまりにも音が良すぎて内容はそっちのけになるような感じである、恐らくどんなチープなシステムで聴いても、スピーカーを突き抜けて凄まじいアルトの音の塊を全身で浴びることができるであろう、そんな凄いアルバムだ、ただソニー・クリスのへんてこなマスタリングをされた日本盤を聴いたときに感じるような「吹きすぎて抒情性もへったくれもないな」、という感じがソニー・クリス以上にしないでもない。あと圧倒的にジャケットで損をしている、上のHardaway盤を98点とすると、このむっすり盤は2点くらい。
12inch化された時も同じジャケットだった、、、そもそもCapitolのケントン・プレゼントのジャケットは一丁上がり的でしょぼいのが多いので内容が良くても集める気にならない、と思いませんか?

ヨーロッパ盤。

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今日聴いた欧州盤。
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Juan Carlos Calderon
買った時を入れて今まで2回しか見た事がない、が持っている人は持っている、流石廃盤天国にっぽん。2曲のみギター入りだが他はピアノトリオの演奏、スペインではあるがテテのように明るく快活というわけではなく、ちょっとくすんだ感じの音がする好盤、欧州盤の中でも結構好きな1枚、CD化されていないと思う。

Barrie Nathan Trio
ジャズ批評のピアノトリオ1600のカラーページに掲載されていたので有名、取り立てて騒ぐほどでもなくごく普通の演奏、ジャズ批評にもそう書いていた気がする、UK盤だと思っていたが盤自体は仏蘭西盤ということで調べたらちゃんとMade In Franceと書かれていた、こんなの再発しても売れないと思うので当然未CD化。

中古でもあまり見ない2枚。
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Charlie Haden
ギターとのDuo。傑作だと思う。ベースの音がかなり大きく、綺麗に入っているのでオーディオ的にも満足度の高い作品だと思う。多分珍しくもなんともないと思うが管理人は、入手した時以外見たことがない、が出てきても安価だと思うので見つけたら速攻で入手をお勧めする、変なジャケットでCD化されていたと思う。

Mario Rusca
再発したReactionほどではないがこれもなかなか聴きごたえがある作品、タイトル通り縦横無尽に弾きまくっていて行ったり来たりするが、マッコイのように嫌味な感じはしない、「St.Thomas」なんか結構面白い、RedだけどたぶんCD化はされていないと思う。

何となく渋い2枚。
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Robert Malmberg
澤野さんからCD化もされたピアノトリオ、ベースの音がかなり大きく入っている、ジャケットが酷いといわれるが言うほど酷くは無いと思う、同じ構図でモノクロジャケットのCDは中古でもかなりレアらしく高価だった筈、そんなの買うなら澤野盤かオリジナル盤を買ったほうが手っ取り早い。

Chris Woods
音質抜群の素晴らしい作品、「煙が目にしみる」の途中から転調するところは何度聴いてもぞくぞくする。Black&Blueのアルバムはこれ1枚しか持っていないが、他のアルバムもこんなに音質が良いのだろうか、そうだとしたら少し集めてみたくなるが地方ではまずほとんど売られていないので非常に困難だろう。

昔はかなり人気があった。
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Jan Johansson
今は中古で出ても見向きもされていない気もするが、欧州のピアノトリオとしてはかなり高水準。年に1~2回は聴いていると思うが飽きない、もう1枚の「8 Bitar~」と2in1でCD化されている、欧州盤の人気が下降しているのは事実だがこういった素晴らしい作品もあるのに、聴かずに通り過ぎてしまうのはもったいないと思う。

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Magical Mystery Tour。

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Magical Mystery Tourの独逸Horzu盤を入手。
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ドイツオリジナル、初回MAT1/1、Horzuロゴ
「Penny Lane」「Baby You're A Rich Man」「All You Need Is Love」の3曲が疑似Stereoということだが聴いた感じではよくわからない。
セカンドプレスのレコードプレーヤーロゴ、マトリックスSHZE327 B-3がリアルStereoということだが、このセカンドプレス、さらに「Strawberry Fields Forever」もミックス違いとのことなのでこれは、是が非でも入手しなければいけない。
もう100回以上は聴いていると思うがこのアルバムを聴いていると、「もうBeatlesだけ聴いていればそれで良いかな」と思う。ということで、この先も何百回聴いても多分飽きないので、いずれUKオリジナルのEPとUS初回盤も買ってしまうと思う。

ドイツ盤ではHorzuやOdeonで何枚か欲しいのがあるが、ヤフオクなどでもちょくちょく見かけるのでそれ程レアではないのだろう、Beatles関係に関してはジャズのセラーよりはるかに信用もおけるので、安心して入札できるし、綺麗な状態でも一部のUK盤のように異常な高値になることも無いので気長に探すつもり。

調べた限りだとソロ名義のオリジナル盤はJohn以外は比較的買い易いものが多い気がする。
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UKオリジナル、初回MAT1/1、フルコーティング
昨年再発したリマスター盤もかなり音質は良かったが、流石にオリジナル盤のほうが迫力があって、音が前に出てくるような感じを受ける。ポールのソロの中では一番好きなアルバムで、もう50回以上は聴いていると思うがこちらも全く飽きない。
ソロ名義のアルバムは一通り聴いたことはあるが(リンゴ以外は)今は「RAM」以外は1枚も所有していないのでこれから少しずつ集めて行く予定、といっても欲しいのは数枚だけだが、、、
とりあえず「All Things Must Pass」を何とかしたいがUKオリジナルは直ぐに売れてしまうので、なかなか難しい。

*管理人はThe Beatlesに関してはド素人なのでネットの情報などを参考にしているが、色々なサイトがあって非常に助かっているし、細部まで調べ上げているものも多く面白い

さ・き・こ・ろ

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Saxophone Colossus、サキコロ。
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左:オリジナル盤(フラットではないがスタンパーは最初期と思われるAB刻印、手彫りRVGとAが横の刻印あり)、ジャケットはわずかに緑がかっている(気がする、、、)
フラットかフラットではないかに関しては、Disk Unionの座談会でも触れられていた?と思うが、今となってはどっちが先か誰も分からないと思うので、どうでもよいように思える(ただし2枚が全く同じ状態で同じ値段ならフラット選ぶけど)、フラットとフラットでない盤の音質を比べたことがある人がいるのか分からないが、実際に差はあるのだろうか?あったとしても人類の耳で聴き分けることは出来るのだろうか?ちょっとオーディオをいじっただけで違いが聴き分けられるPhi〇e〇ebの神の耳を持つ達人でさえ聴き分けるのは困難ではないだろうか?

NJとの差もどの程度あるのかわからないが、このオリジナル盤の音質に関しては物凄いの一言、特に1曲目のローチのドラムソロからロリンズのソロの入りまで、息をのむような怒涛の展開、太鼓の革を弾く音が圧倒的な艶めかしさで迫ってくる、これをオリジナルで聴かずして「サキコロちょっと苦手」とか「サキコロどこが良いのかわからん」とか「サキコロ、ローチ叩きすぎ」とか言っちゃわない方が良いかもしれない(事もないけど)、、、

右:アナログ・プロダクション盤
既に発売済みの他のタイトルがそこそこ良い音質だったので、期待していたが、、、結論から言うと65点くらい、悪くは無いと思うが前に出てくるような圧倒的な迫力は無い、ただし今まで聴いたことがあるどの再発よりも出来は良いと思う、ので買って損はしないと思う、覚えている限りでは再発で一番良かった円盤新世紀よりメリハリはあると思う、思う思うばっかりだが再発は既に処分しているのでそんな感じがするということ、Saxophone ColossusのSaxophoneの文字が白抜きになっている。

あとは仏蘭西盤を2枚ほど持っております。
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左:仏蘭西Barclay盤
RVG刻印あり、Barclayはオリジナルと同じスタンパーを使っていたと思うが、US初回プレスと全く同じかどうかは不明、オリジナル盤とどの程度時期がずれているかわからないがかなり音質は良い、僅かにサックスの音が細い感じがしないことも無いので90点、また出だしのローチのドラムが僅かにエコーがかって聴こえなくもないが、聴きすすんでいくとそういった僅かな違和感のようなものもなくなり、最後まで気持ちよく楽しむことが出来る。
英吉利Esquire盤もRVG入りで同じスタンパーを使っているはずで、聴いたことは無いが他のEsquire盤の音質からすると、オリジナル盤に匹敵する音質の可能性は高い(あくまで想像だが)。

右:仏蘭西Prestigeレイタープレス
38点、問題外、聴く価値ほぼなし。

今まで入手したサキコロ(覚えている限りで)
①新星堂のGD100(実はこれが一番聴いたかもしれない)→②OJC→③DCC180g→④ビクター20bi紙ジャケットCD→⑤円盤新世紀→⑥SHM-CD→⑦仏蘭西Barclay盤→⑧仏蘭西Prestige盤→⑨オリジナル盤→⑩アナログ・プロダクション盤

これだけ買うのなら最初からオリジナル盤だけを買っていれば良かったと、他のアルバムでも何枚も買い替えをしているケースではそう思うが、そういった境地にたどり着くまでに何年もかかる。

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