Charlie Marianoを聴く。
このFantasy盤はジャズを聴き始めて間もないころに購入した、当時10inch盤なんていうのは夢の世界で傷があろうがジャケットが痛んでいようが、手にできるだけで儲けもんみたいな感覚だった。ジャケットにテーピングあり、盤質はまぁまぁで少しバチノイズありと今だと買わないかもしれないレベルだが、買い直すまで酷くは無いのでそのまま聴いている。最初聴いた時、録音の空気感が独特で『これが当時の10inchなんだなぁ』と感心した記憶があるが、今聴いても50年代にトリップする感覚に包まれる気がする。後にナット・ピアース(だったと思う)とカップリングされて12inch化されているがジャケットは最悪である。
コレも駆け出しのころに無理して購入した1枚、当時は名古屋在住で今もある有名なオーディオ・ショップで開催されていた中古レコードセールで入手した。ここではKonitzのStoryville盤10inch、Frank SocolowのBethlehem盤など他にも色々入手した記憶がある、当時オリジナル盤なんていうのは夢の世界で駆け出しの素人が果たして手を出してよいもんだろうか、と思っていたが今ぢゃ普通に買っている、、、数年前に東芝から(今はEMIか)10inchで再発したがジャケットの色合いが最悪であった、この色合いはオリジナルでないと出せないんだろう。何曲か追加されて12inch化されているが買おうか迷っている、、、
*そういえばそのセールで当時ジャーナルのカラーページに掲載されていたアルネ・ドムネラスのmetronome盤を見たがお金が無く買えなかった(当時はとっても欲しかった)、その後ユニオン吉祥寺で状態が良くないのを発見し試聴して止めてしまったが見たのはその2回のみ、とってもレアなんだろうか?
コレは最近入手した1枚、ずっとポリドールから出ていた日本盤で聴いていてかなり好きだったのでいつかオリジナルをと思っていた。流石に最近はオリジナル盤が夢の世界云々とは思わないが(夢の世界に属するレコードも沢山あるにはあるけど)、取り置き分の支払いが迫ってくると夢であってほしいと願うことはよくある。
日本盤のジャケットは真っ暗闇にマリアーノの横顔が浮き出ているような感じだったがオリジナルでは手前にサックスの影のようなものが映っている、マリアーノの顔、髪型も鮮明である。内容はワンホーンで素晴らしく特に『煙が目にしみる』は絶品である。マリアーノはImperialの2枚も良いがBethlehemも負けず劣らず好きだ、2枚しか持ってないけど、Prestigeの10inchは綺麗なのが出てこないのでもう買わないかもしれない。
↓サックスの粒立ちが良い
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Charlie Marianoを聴く
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