Zoot SimsのDucretet Thomson盤と言えば、昔からその筋では有名なアルバムであった(最近ではその筋でなくても有名だと思いますが)。過去に管理人が入手したのは入手順でだいたいこんな感じ。
①東芝の12inch見本盤(高かった、音質まぁまぁ良い)→②東芝のWe Love JazzシリーズのプラケースCD(音質悪い)→③東芝の紙ジャケットCD(音質覚えていない)→④Fresh Sound?の12inch(ロゴもオリジナルの)→⑤東芝の12inch(①の正規盤、安かった)→⑥ウルグアイ盤10inch(コレは買ってはいけません、音質悪し)→⑦澤野工房CD→⑧澤野工房10inch→⑨London盤10inch
→⑩オリジナル仏蘭西盤、ついに頂点に達しました。
まさかこのアルバムをオリジナル盤で所有できるとは、、、思ってもいなかったが〇〇さんのご厚意で今回は運よく入手することができた。盤質はやや擦れあり、聴感上も特にB面でちりパチあり、またB面1曲目とアードレーの強音部でびりつき多少あるが(ユニオンだとBくらいか)、ジャケットの状態も悪くないし、このレコードで状態良好だとそれこそ給料1カ月分(この表現ってよく見かけるが一体だれの給料のことなんだろうか?手取りなのか?支給額なのか?いずれにしても多分平均的サラリーマンのことなんだろうな)は覚悟しないといけないので、まぁお買い得ではあったと思う(綺麗なのは一部のお金持ちさんしか買えないでしょうね)。
肝心の音質だが、、、音圧が少し高めなのでチリパチはあまり気にならない、もの凄くクリアで高音質という感じではなく肝が座っているというかどっしりした感じの音で、10inchとしては良い部類の音だと思う。ノイズ感とびりつきに関してはカートリッジとの相性やセッティングとの絡みもあると思うので、改善の余地は十分ありそうだ(前所有者のかたもEMTではあまり気にならないとの事だったので)。
*ちなみに所有盤は今回のGWセールに出ている某店のではありません(平均的さらりーまん?の給料1カ月分?くらいで出てますけど)。
↓澤野工房の再発10inch。
音圧やぱっと聴いた時の印象、迫力といった面ではオリジナルと比べるとどうしても見劣りしてしまうが、全体的には音の傾向もかなり近く、大変よくできているといってよいと思う。強音部のびりつきも当然ないので普段はオリジナル盤を見ながら澤野盤を聴くといった形になるかも。ただ盤自体の質感(オリジナル盤より澤野盤はだいぶん薄い)は残念。今となっては溝も何とかしてほしかった気もする。
↓英吉利London盤。
今回、聴き比べはしていないが音自体は悪くなかったと記憶している。澤野の10inch盤が出るまではかなり高価であったが、管理人所有の盤はレーベルの貼り間違えのため格安であった。ジャケットはオリジナル盤と違った趣ではあるがコレはコレで素晴らしい。
↓英吉利盤というのがなかなか乙
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Zoot SimsのDucretet Thomson盤を聴く
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