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Kenny DorhamのABC盤とSJ誌の『新・幻の名盤読本』

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Kenny DorhamのABC盤を聴く。
dorham.jpgabc.jpgsj.jpg
正真正銘の名盤だと思う、有名なレコードなので内容はさて置き、、、
このレコードで思い出されるのがスウィングジャーナルの別冊『新・幻の名盤読本』の最後のあたりに掲載されているユニオンの広告ページである。
一番左上にこのABC盤のレーベルが掲載されているのだが、、、その内容は『パラマウントが手を引く以前のプレスでミゾのレーベル下のAM-PARがポイント。数あるカタログ中、最もレア』とある。昔の記事なので当時はその通りだったのかもしれないが、コレだけを見るととてもとてもオリジナル盤なんか入手するのなんて夢の夢だろうと思っていた。実際オリジナルどころかコロムビアから再発していた日本盤でさえかなり入手困難だった記憶がある。
今は常にどこかで出ているのでちょっと無理をすれば何とかなる類のレコードだがまぁ20年も経過すればそれだけ状況も変わるということですね。

で、同じ広告で今ではちょっと?といった記載が2か所あるのだが実際どうなんでしょうか?
1箇所目・・・Elsie BianchiのSABA盤の解説で、『SABAのモノラル盤は絶対にない』と言い切ってますがコレは嘘ですね。ご存知の通り少なくとも2枚は存在していると思われます。
2箇所目・・・コレは今でも真偽が分からないのだが、、、Ellis LarkinsのStoryville盤の解説で、『12inchは赤に黒文字、10inchは赤に白文字』とある。12inchのオリジナル盤はあまり見たことが無いので分からないが10inchの方は赤に白文字だけでなく赤に黒文字が間違いなく存在しているのだがコレは赤に黒文字はオリジナルではないということなのだろうか?ネットで調べても分からないのでコレはもう買い続けて調べるしかないんだろうか?ってそんなことしませんが、、、

ちなみに広告の一番上に『音楽の良さは誰にでもわかるかも知れませんが、廃盤の価値がわかる人はそれほど多くありません』、、、これはなかなか挑戦的な文章ですねぇ、私なんか価値がまだまだわかってませんがいつか分かる日が来るんでしょうか?


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