Eric DolphyのOut To Lunch。
ジャズを聴き始めて間もないころは、何が良いのか全く理解できなかったが、、、
「Dolphyそろそろ分かるんぢゃないか」とふと思い立ち、昨年くらいからちょっとずつ集め始めた、オリジナル盤はどれもかなり難易度が高いのでNew Jazz系はジャケット違い盤を集めることにしたが(大して集まってないけど)、これだけはStereoオリジナルが良いとのことで、滅多に買えない週末セールで見た瞬間、全く躊躇せず〇ニ〇ンに発注、運よく(珍しく)残ってました、B+で僅かに傷ありとのことだったがノイズ皆無でラッキー。
これは、噂に違わぬ物凄い音がしている、レコード聴いてのけ反るのはRCAのバルネ以来か、、、管理人のチープなシステムでも空気が震えている感、Dolphyその辺に立ってる?感、これ生ぢゃないよね?感が半端ない、一音一音全部凄いが特に1曲目6分15秒あたりの「チン、チン」が空気を切り裂くような凄まじさ。
音がこれだけ良いと内容も良く聴こえてくるもので、昔はただのフリーかと思っていたが、全くそんなことは無く、非調和の中の調和とでも言おうか、調和の中の非調和とでも言おうか、リズムとメロディの絡み方が絶妙、演奏自体もこれ以上望むのは酷だろうというくらいの高みに達していて、向こうに行ってしまった後のコルトレーンぢゃないけど、ある意味崇高な音楽とでも言っちゃいたくなるような感じ、、、何を言っているのかよくわからないが簡単に言うと、兎に角何もかもが凄い。
管理人はオリジナル盤至上主義者ではないが、こういうアルバムは「オリジナル盤で聴いてこそその真価が分かる」、逆に言うと「オリジナル盤でしか本当の良さは分からない」のだと思う。今年買ってよかったレコードの堂々1位だ、今のところ。
Mono盤はかなり高価だがStereo盤はそれほどでもないので、音に酔いしれたいDolphy好きな人は入手しても良いかもしれない。
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Eric DolphyのOut To Lunch
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