Saxophone Colossus、サキコロ。
左:オリジナル盤(フラットではないがスタンパーは最初期と思われるAB刻印、手彫りRVGとAが横の刻印あり)、ジャケットはわずかに緑がかっている(気がする、、、)
フラットかフラットではないかに関しては、Disk Unionの座談会でも触れられていた?と思うが、今となってはどっちが先か誰も分からないと思うので、どうでもよいように思える(ただし2枚が全く同じ状態で同じ値段ならフラット選ぶけど)、フラットとフラットでない盤の音質を比べたことがある人がいるのか分からないが、実際に差はあるのだろうか?あったとしても人類の耳で聴き分けることは出来るのだろうか?ちょっとオーディオをいじっただけで違いが聴き分けられるPhi〇e〇ebの神の耳を持つ達人でさえ聴き分けるのは困難ではないだろうか?
NJとの差もどの程度あるのかわからないが、このオリジナル盤の音質に関しては物凄いの一言、特に1曲目のローチのドラムソロからロリンズのソロの入りまで、息をのむような怒涛の展開、太鼓の革を弾く音が圧倒的な艶めかしさで迫ってくる、これをオリジナルで聴かずして「サキコロちょっと苦手」とか「サキコロどこが良いのかわからん」とか「サキコロ、ローチ叩きすぎ」とか言っちゃわない方が良いかもしれない(事もないけど)、、、
右:アナログ・プロダクション盤
既に発売済みの他のタイトルがそこそこ良い音質だったので、期待していたが、、、結論から言うと65点くらい、悪くは無いと思うが前に出てくるような圧倒的な迫力は無い、ただし今まで聴いたことがあるどの再発よりも出来は良いと思う、ので買って損はしないと思う、覚えている限りでは再発で一番良かった円盤新世紀よりメリハリはあると思う、思う思うばっかりだが再発は既に処分しているのでそんな感じがするということ、Saxophone ColossusのSaxophoneの文字が白抜きになっている。
あとは仏蘭西盤を2枚ほど持っております。
左:仏蘭西Barclay盤
RVG刻印あり、Barclayはオリジナルと同じスタンパーを使っていたと思うが、US初回プレスと全く同じかどうかは不明、オリジナル盤とどの程度時期がずれているかわからないがかなり音質は良い、僅かにサックスの音が細い感じがしないことも無いので90点、また出だしのローチのドラムが僅かにエコーがかって聴こえなくもないが、聴きすすんでいくとそういった僅かな違和感のようなものもなくなり、最後まで気持ちよく楽しむことが出来る。
英吉利Esquire盤もRVG入りで同じスタンパーを使っているはずで、聴いたことは無いが他のEsquire盤の音質からすると、オリジナル盤に匹敵する音質の可能性は高い(あくまで想像だが)。
右:仏蘭西Prestigeレイタープレス
38点、問題外、聴く価値ほぼなし。
今まで入手したサキコロ(覚えている限りで)
①新星堂のGD100(実はこれが一番聴いたかもしれない)→②OJC→③DCC180g→④ビクター20bi紙ジャケットCD→⑤円盤新世紀→⑥SHM-CD→⑦仏蘭西Barclay盤→⑧仏蘭西Prestige盤→⑨オリジナル盤→⑩アナログ・プロダクション盤
これだけ買うのなら最初からオリジナル盤だけを買っていれば良かったと、他のアルバムでも何枚も買い替えをしているケースではそう思うが、そういった境地にたどり着くまでに何年もかかる。
↧
さ・き・こ・ろ
↧