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Chet Baker Quartetの「The Lamp Is Low」

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Chet Baker Quartetを聴く。

Pacific Jazz(PJLP3)
pj1.jpgpj2.jpg
所有盤は艶なしなので厳密には後期プレスとなる。

(side1)
isn't It romantic
maid in mexico
imagination
this time the dream's on me

(side2)
the lamp is low
russ job
easy to love
batter up

今回、仏蘭西Swing盤、UK-Vogue盤を入手したので、前から気になっていた「the lamp is low」の扱いがそれぞれどうなっているのか調べてみた。
ちなみにこのUS盤艶なし10inchのクレジットは「Ravel-Shefter-De Rose-Parisch」となっている。艶ありレーベルの表記は不明だが多分同じだろう。

Swing(M.33.308)
fr1.jpgswing2.jpg
仏蘭西Swing盤10nch。

片面のラベルはM.33.308(LP.404)、もう片面のラベルはM.33.308(LP.405)となっているが、記載されている曲は両面全く同じで上記PJLP3の(side1)が記載されている。
実際に聴いてみるとLP.404面にはPJLP3の(side2)の内容、LP.405面にはPJLP3の(side1)が収録されている、、、と思いきや、LP.404面の「the lamp is low」は「winter wonderland」に差し替えられている。
このレコードに関しては、ラベルの間違い?、何故ジャケットには「the lamp is low」の表記がありながら実際には差し替えられているのかなど分からないことだらけだが、考えられるのはラヴェルの遺族問題が何らかの影響を及ぼしたのだろうということくらい。同じフランス国内なのに発売できなかったんだろうか?

*ジャケット・・・「the lamp is low」の表記あり
*レーベル・・・他曲の作曲者クレジットあり
*デッドワックス刻印・・・PJLP-404、PJLP-405

もしこの仏蘭西Swing盤をお持ちの方がいたら、所有盤のレーベル、実際の収録曲がどうなっているかご教授頂きたい。

UK-Vogue(lde045)
uk1.jpgvogue2.jpg
上記2枚と同時期と思われるUK-Vogue盤10inch。

「the lamp is low」はそもそもクレジット自体なく仏蘭西Swing盤同様「winter wonderland」が収録されている。恐らく当時のイギリスもラヴェルの遺族の言うところの一定の国以外の以外になっていたため差し替えざるをえなかったと推測される。

*デッドワックス刻印・・・PJLP-404、LP-405(仏蘭西盤とは文字種類も別)


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