Blue Noteのプレミアム復刻盤と同じプレス工場でプレスされているというAnalogue Productionsの「Prestige Mono 25」シリーズも既に4タイトルがリリースされた。
Disk Unionによると
その1 33rpm 200g重量盤LP モノラル仕様!
その2 Deep Groove!!
その3 Flat Disc!!!
全てが見事に再現されています!!
とのことだが肝心の音質に関する記事がどこにも見当たらない。
ということでちょっとだけ聴いた印象を。
Prestigeのオリジナル盤は殆ど所有していないが、発売済みの4タイトルのうちマクリーンは所有していたので聴き比べてみた。
Analogue Productions盤
従来のAnalogue Productions盤に比べると、つるっとした印象はあまりなくごりっとしている感じ、音圧も高く全体的に力強さを感じることができる、サックスのざっくり感やシンバルのしゃーん感もよく出ている、楽器の分離もよくベースのぼんつきも無い。
確かに今まで聴いたことがあるベースがぼんぼん言いまくる日本盤(今は手元にないのでそういう印象)や、音自体の明瞭感はあるがぺなぺなで薄っぺらいOJC盤(あくまで記憶の中での印象)に比べると、重量感があって非常に好ましいというか、聴きごたえのある音質といって差し支えないように思える。
これを聴いている限りではもう高価なオリジナル盤は不要なんではないかと思えてしまうが、、、実際に続けて聴くと違うんだろうな、と何となく予想をしてみたが、、、
オリジナル盤
予想通り続けて聴いてみると違いは歴然、音圧や空気感がかなり違って聴こえる、明らかにオリジナル盤のほうがスピーカーから飛び出してくる音に迫力がある、Analogue Productions盤は良い意味で音がまとまっていて暴れていないというか綺麗な音質と言うかはっきり言ってRVGらしさがちょっと不足していて物足りない、Analogue Productions盤を聴いた限りではここまで差が出るとは思わなかったが、、、Prestigeのオリジナル盤、恐るべしである、こうなると玄人(コレクター)ならPrestigeもやはりオリジナル盤でないとなぁということになってしまいそうである(そもそもコレクターはこんな再発は買わないか)。
でもまぁ、素人目には今回のAnalogue Productions盤はかなり良い線まで行っていると思うので、管理人としてはよほど好きなアルバム以外はこれで十分、残りも全部買ってしまおうと思っている。
ちなみにジャケットやレーベルの出来はまぁまぁ、悪くはないがDisk Unionのプレミアム復刻と比べると多少残念。
*下段右は物置と化しそうなWadia21の周辺、そろそろ何とか手立てを考えないと本格的に物置になってしまいそうである。
↓これ掲載するの2回目、サキコロが早く聴きたい
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Analogue Productionsの「Prestige Mono 25」シリーズを聴く
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