久しぶりに中古セールに行ってきた。
珍しく2か所でセールが行われていたが、何店か集まった合同セールは予想通り収穫なし。もう1か所のジャズ・セールで2枚ほど購入した。
1枚目はこれ。
HawesのStereo Records盤、ジャケットが洒落ている。
試聴不可とのことだったが無理を言って気になる箇所だけ聴かせてもらった(試聴はヘッドフォン)、多少擦れがあり僅かにチリパチも出るがこれがたったの2.280円。音質が良いのは勿論だが内容もすこぶる良くこれは大当たり。
Stereo Records盤は今後も安価で見かけたら、買ってしまいそうである。
もう1枚はこれ。
恥ずかしながら今まで一度も聴いた事がなかった、丁度聴きたいと思っていた矢先だったのでちょっと盤質は落ちるが購入してしまった。
これが大失敗。
試聴不可とは言いながら、これも気になる箇所を無理を言って試聴はさせてもらった(2枚めなので頼みにくかったが)。ヘッドフォンでの試聴と無理を言って頼んでいる手前、短時間しか聴く事ができず上手く聴き取れなかったのかもしれないが、予想以上にバチバチバチバチ、、、、
まぁ、ぱちぱち入ってしまうのを聴き取れなかったのは自分の責任として、それよりもこのレコード、盤質以前に音質が悪いのなんの、、、こんなに酷いのはあまり聴いた事がないくらい酷い、洞穴で聴いているような感じで妙なエコーがかかっていて、且つ音がぼやけまくりでしまりもへったくれも無いといった始末、とても最後まで聴いていられない、試聴がヘッドフォンでなければ聴き分けることが出来たと思うので買わずにすんだのだが、、、
値段もそこそこ高かったので、どうしようか迷いどころではあったが、もう聴きたくないし多分聴かないので買ったその日に処分箱行きである。
DolphyのLast DateもLimelight盤で買い直そうと思っていたが止めたほうが良いのだろうか?
管理人のような地方在住の田舎モンは、どうしても通販などでレコードを購入する事が多くなってしまうが、買うか買わないかの判断材料になる盤質や音質を、実際に聴いて確認する事が出来ない。となるとお店のグレード表記を信用するしかないのだが、同じ店で何回か購入していると、例えばA店のEXやVG++はどれくらいなのか、B店のB+やABはどれくらいなのか、はある程度分かってくるが、普段あまり購入していないお店や某オークションではなかなか判断が難しい。実際今年になって、今回のChet以外でも外れが続いていて、某オークションでは特定の人以外からは買うのを止めてしまおうと決めていたところではあった。
例えばこういったレコード。
これなんかは試聴出来ないとなると、もう本当に信用できるお店、グレードだけでなくいろんな意味で信用できるお店からでないと買えない、こんなの失敗したら泣くに泣けない、幸い所有盤は信用できるお店だったので全く問題は無かったが。
もうこれが最後(大抵の場合最後ではないけれど稀にホントに最後の場合がある)、と思うと多少グレードに疑問が残っていても買ってしまう事が多いが、こういったケースは大抵失敗しているように思う。今回の失敗を機に某オークションだけでなくお店も買うところを決めてしまおうかと思っている。
ユニオン以外で信用しているのは関西に2店(この2店はあまり買ってないけど信用している)、関東に通販含めて5店の合計7店のみ、関〇の某店では昔は買っていたが一度信じられない対応(この手のお店が絶対にやってはいけない対応だと今でも思っている、今思い出しても心底腹立たしい)にあったので、何がどう転んでも、例えばバルネのRCA盤が5万、モブレーの1568が3万、ファンキー・ドライヴが300円と言われても金輪際永久に絶対に二度と買わないと決めている。
↓私の考える欧州らしいジャズの筆頭格
欧州らしいジャズと言うと、個人的にはこれに『Dusk Fire』と『Solarius』が続く、異論はあるかもしれないがどれも金字塔の名にふさわしい傑作だと思う。ちなみに澤野工房のCDとL+RのアナログはStereoでオリジナル盤はMono、音質はオーディオ的には澤野のCDが音の粒立ちも良く浮遊するような空気感が一番表現出来ていて抜けていると思う(個人的な感想です)、ジャズ的?にはやはりMonoが一番良いと思います。
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廃盤は信頼できる店で買いたい
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